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カテゴリ:英語教育-1
まず、嬉しい知らせからお伝えしたい。
ブログで知った不登校を続けていた中2の女の子が 月曜日の新学期に学校へ行きました 彼女が、学校へ行かないことの罪悪感から解放されて 新しい一歩を踏み出したことは、とても嬉しい。 一方、私の教室のS君の姿は、見られなかったという。 ご家族が考えを変えてくれるといいのだが…。 長年、子供達に携わる仕事をしているうちに いじめに悩んでいる、その手前の友達関係で悩んでいる子供が わかるようになってきた。 なんとなくだが、その子の放っている雰囲気というか オーラが急に変わるのだ。 かえって毎日見ている親や学校の先生より、 一週間に一度しか会わないからわかるのかもしれない。 「今日のレッスンで少し様子が変でしたので、 学校で何かあったかもしれないから、 お子さんに目を配っていてくださいね。」 とお母さんに電話で伝えた後、 娘と一緒にお風呂に入っていたお父さんが、 慌ててお風呂から出てきて、 娘の太股に鉛筆で刺した後が無数にあると告げた。 小学校4年生の彼女は、友人関係のストレスから 自分を傷つけていた。 時間がある時は、レッスンが終わってから、 「学校でなんかあった?」と本人に聞いてみる。 すると、だいたい、なんらかのことがおこっている。 昨日まで仲良く遊んでいた友達(友達だと思っていた)が 急に他の子と遊ぶようになった 自分の持ち物を隠された 夏休みの提出物を壊された、などなど 人生経験の浅い子供にとっては、 突然自分の身に降りかかったできごとを理解できないばかりか 理不尽なこととは考えず、自分が悪いことをしたのか、と考えて落ち込む。 落ち込むことで、オーラが変わるのだと 私は、思っている。 私が英語教室をやっている理由の一つに 学校以外の世界を子供に持たせる為、がある。 学校以外に自分のことを理解してくれる認めてくれる仲間がいれば、 自分を責めて潰れることはない。 幸い私の教室の生徒は、かなりの広範囲から通ってくるので、 学校で起こったことを話しやすい環境で、 レッスン前や終わった後など、お互いの学校であった話しをしている。 「学校で嫌なことがあっても、 英語に来れば、みんな優しいし、楽しかったから、 学校でもがんばれた。」 「英語だけは、がんばりたかったから 辛かったけど、学校に行った。」 御三家の一校に通う天才(と私が思っている)アイン君のお母さんは、 アイン君が小1の時に、 運動でも勉強でもいいから、強くなる為に人より秀でている物を作れ、と アイン君に言ったそうだ。 運動が全くダメだった彼(今だに泳げない)は、勉強を選び 英語と一緒に通信学習を始めた。 そして、小学校5年、勉強以外のことができない彼を 凄まじいほどのいじめが襲った。 ハリネズミのように全身がトゲトゲしたオーラが覆うようになった。 とにかく彼と話しをして、ストレスを発散させるようにしたし、 レッスンのある日は、学校から終わると帰ると すぐに私の教室に来て、ロビーにある分厚い漫画の本を レッスンが始まるまで1時間以上、ニヤニヤしながら読んでいた。 後日、彼は、「俺は、今の学校に入ることでしか 俺をいじめた奴を見返してやることはできなかった。と思ってたし、 学校へ行かなかったら負けだから。 でも英語に来ると落ち着いたんだよね。」と当時の気持ちを話してくれた。 いじめは、理不尽なもので、防ぎようがないのだから、 いじめに負けない強い心と意志を育ててあげればいい。 スポーツでも、勉強でも、ピアノでもなんでもいい、 自分で自信の持てる、何かを育てて、自己評価を高くする そして、不登校にならない為に家庭以外のシェルターを作っておく。 幼い時から学校以外で自分を認めてくれる場、受け入れてくれる場、 仲間を作ってあげることを心がけてあげて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月09日 11時11分24秒
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