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カテゴリ:英語教育-1
私の教室の幼児、小学生クラスの定員は6名、
最低開講人数は4名だ。 原則的に同学年、 1学年上は、事前に教室に来てもらって その子の生まれ月と性格によって受け入れるかどうかを決めている。 既に今年の1月に、未就園児クラス(親の取り組み方を主とした勉強会)の 持ち上がりの年少クラスを開講したのだが、 生徒の妹で空き待ちをしていた年少と 幼稚園入園後に問い合わせをいただいた方などを対象に 2つ目の年少クラスを6月に開講することにしていた。 昨日は、その新しい年少クラスの参加者を対象とした体験レッスンがあった。 体験レッスンは、私たちのレッスンを実際に体験して 入るかどうかを決めていただくものだが、 私たち教室サイドにとっても 体験レッスンの時の子どもやお母さんの様子で 受け入れるかどうかを決める場でもある。 講師や他の参加者をぶったりして手を出す子ども レッスン中に子どもがうろうろ動き回り、教室の備品をいたずらしても ただ、じっと見ているだけのお母さんの場合は 受け入れをお断りしている。 このクラスへの参加者は、1年生の生徒の妹が2名、 年中クラスのお母さんの紹介者が1名 メールで問い合わせをいただいた方が1名の計4名。 昨日のレッスンには、そのうちの生徒の妹が1名と 問い合わせをいただいた初めてお目にかかるお母さんと子どもが参加した。 生徒の妹は、お姉ちゃんのレッスンの時に いつも教室に連れてこられているのだが、 昨日は、いつもと様子が違い、今日は私が主役よ!と言わんばかりに ハロ~、と大きな声でドアを開けて嬉しそうに入ってきた。 少し遅れて、初めての子がお母さんに手をひかれて興味津々の顔で入ってきた。 こういう好奇心一杯の子は、積極的にレッスンに参加する可能性が高い。 「Hello」と声をかけると お母さんの後に回りはにかんだ笑顔を見せながら小さな声で「はろ~」 と返事をした。 常にお姉ちゃん、お兄ちゃんの暗唱の家庭学習のCDの英語を 聞いている(聞こえてくる)という英語環境が備わり、自然と英語耳が育っている 2名の生徒の妹たちがいるクラスに 家庭での英語環境が備わっていない子が入ってくると 一人だけ英語耳が育っておらず、聞き取れず、 できない、とその子の性格によっては コンプレックスを持ってしまうケースもあり、心配していたので、 この彼女の小さな「ハロ~」は私を少しほっとさせてくれた。 体験レッスンは、歌、お遊戯、TPR、絵本の読み聞かせで構成されている。 最初の歌では、表情が硬かった初めての子も 2曲目の歌になったら、口をもぐもぐ動かして歌おうとしている。 ひょっとして家で英語をやっているのかな?と思えた。 TPRでもぴょんぴょん跳ね、お母さんわかったよ、と 本当に嬉しそうに参加していた。 英語耳が育っている可能性が見えた。 体験レッスンの終了後、お母さんに指導方針などを説明しながら、 お母さんの考え方などをお聞きした。 やはり初めて教室にいらしたお母さんは、 親子英語サークルで学んだ取り組みを 少しづつ家庭で行っていて、英語の歌のCDやDVDも見せていると言う。 「やはり家でやるのとは、反応が違いますね。」 お友達と一緒にやるのも楽しいし、 何より、外国人講師の言っていることがわかった、 という楽しさがあったのだと思う。 このお母さんは、私の教室に来る前に3つの教室を体験したが、 すべて、年少さんから年長さんが一緒にいて、 怖がってクラスに入ることもできない教室もあったと言う。 年長の兄が一緒に入れると聞いて、いいかとも思ったが、 妹の様子を見てやはり無理だと感じたと言う。 そして、どの英語教室も教室が狭く、危険だと感じたという。 私の教室は、身体を動かすことの多いTPRの指導を行う時は、 他の生徒や窓や壁に接触するリスクを減らす為に、 必ず30畳以上ある広い教室を使用する。 生徒の快適と安全の確保がもっとも大切だと考えているからだ。 レベル別クラス編成も、学習の快適さを求めたものだし、 広い教室、ロビーも安全を確保する為に作った。 「やっぱり姉の言うとおり、先生のところがこのエリアでは一番なんですね。 レッスンや、教室を見て納得しました。」 「お姉さんのお子さんにも通っていただいているのでしょうか?」 近くに住む実のお姉さんは、何も調べずに自分の子どもを 通っていた幼稚園の教室を借りてやっている準大手の英語教室に入れ、 中学2年生まで通わせたが、中学での英語の成績もふるわず、 私の教室の評判を聞いて、私の教室に通わせなかったことを、とても後悔した。 だからあなたは、子どもを私の教室に行かせなさい、と言ったそうだ。 以前も、床屋さんに勧められて、と見学にいらして入会した方がいた。 生徒のデーターを調べても床屋さんをやっている親御さんはいない。 どこの床屋さんなんだろう?とスタッフ全員が不思議に思っていたら 夫がニコニコ顔で散髪から帰ってきた。 「わかったよ。その床屋さんは、J君Y君Uちゃんのお爺ちゃんの友達だったんだよ」 いつも夫が散髪に行っていた床屋さんのママさんが店を閉めてしまい、 紹介されてその日に初めて行った床屋が、 実は、私の教室を勧めてくれたその床屋さんだったと言う。 散髪中、今日は仕事休み?と尋ねられ、 いや、近くの英語教室で働いているから今日も、終わってから仕事。と答えると お客さん○○(私の教室の名前)で働いているの(一応肩書きは社長なのだが…) このあたりで英語教室と言えば○○だよね。 私の友人の孫たちも3人全員お世話になってるんだよ。 この間も、お客さんから孫が英語教室に行きたいと言ってるって 言われたんで、勧めといたんだ。 私の教室は、生徒の親御さん、卒業生や、卒業生の親御さんだけではなく このように地域の人々にも支えられている。 ただただ、感謝するばかりだ。 地域に根づいた教室を作りたいと考えて16年前に産声をあげた私の教室が 少しづつその根を広げ始めてきたことは、とても嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月25日 08時00分18秒
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