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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:子供の気持ち
一昨日の水曜日、名古屋からのかわいい来客者が帰った後、
怒りで身体が震えるような出来事があった。

以前このブログで紹介した食物アレルギーを持つ1年生のMちゃんが
学校で同じクラスの二人の生徒からたびたび暴力行為を受け
一度は失明の可能性まであったというのだ。

さすがにこの時は、加害者である女子児童の親から
謝りの電話が入ったそうだが、
実に手慣れた、流暢な対応だったそうだ。
「このようなことのないように気をつけさせますので。」
しかし、その二日後、席を間違って座っているその子に
席が違うよと声をかけたMちゃんは、
その子に胸を強打され倒れ病院に行った。
この時の担任の言葉が、
「暴力をふるった生徒は、まだ善悪の芽が育っていないんです。」
担任は、この加害児童や家庭に対して何の対応もせず
これらの事実を知っている校長や副校長からも
改善策は提示されず、事実上放置している状態。

Mちゃんのクラスには、この生徒ともう一人、
暴力をふるう男の子がいて被害にあっているのは
Mちゃんだけではない。
が、Mちゃんはやられる回数が多い。
Mちゃんの善悪について、物事をはっきり言う性格もあるだろう。
しかし、Mちゃんへの暴力は、入学そうそう
担任講師の指導力のなさから始まった。

Mちゃんは、アトピーによる皮膚のトラブルを抱えている。
化学物質アレルギーもあり、通常の石けんを使うとぶつぶつができてしまう。
誤って食事前に他の生徒が使う石けんを使ってしまい
手にぶつぶつができてしまったところ、
生徒たちから「汚い」と言われ、暴力をふるうその子たちから
背中を蹴られる、突き飛ばされるようになったという。
Mちゃんが、そのような病気を抱えていることは
給食を食べらず、お弁当を持参をすることと合わせ
担任や学年主任、学校長にも入学前に話しをしていた
にもかかわらず、担任は生徒達に対してそのような事件が起こるまで
何もしていなかったのである。
想像力の欠如は、指導者として致命的である。
(担任がMちゃんのアトピーについて生徒達に話しをした後は、
 生徒達も理解を示し、そのことでからかわれることはなくなった)

また、こんなこともあったそうだ。
教室内でボールを蹴って遊んでいた暴力をふるう男の子が
目の前にボールが来たので、ボールを拾い上げたMちゃんを
廊下に飛び出るほどの勢いで突き飛ばし怪我をおわし
Mちゃんは、病院に連れていかれた。
男の子は拾うな、と言ったというが、
友達と話していたMちゃんには、その言葉は聞こえてはいなかった。
この時のこの担任の言葉に私は怒りを覚えた。
「男の子が拾うなと言ったのにボールを拾ったMちゃんが悪い」

指導者として無能なだけではなく
暴力をふるわれても当然だという呆れた認識の持ち主である。

暴力は犯罪である。
この場合、相手に怪我を負わしている
立派な傷害罪だ。

今回のケース、虐められていること親に言えなかったMちゃんが、
学校で配られたカードにかかれた都のスクールカウンセラーの番号に
電話をかけて相談している姿を、お母さんが偶然目にしたことで
親御さんの知るところとなった。

Mちゃんは、心因性による身体の変調が出始め
友達もたくさんいて楽しいけれど、転校したいと言い始めたという。

お母さんからこの話しを聞いた私は、
「もし、私が我が子がこのような状況になっていると知ったら
 私は、何の躊躇いもなく弁護士を伴って学校へ行っただろうし
 教育委員会に出向き、転校させる手だてを相談する。」
と心身ともに致命的なダメージを負わないうちに
さっさと転校することを勧めた。
危険回避である。

生徒は安全に楽しく学校生活を送る権利があり
義務教育である以上国と学校は
生徒が安全に楽しく授業を受けられることを保証する義務があると考える。

その守られるべき二つが守られていない。
そして驚くべきことは、この問題の小学校、
区内でも学力が高く、熱心な指導で有名で
毎年、入学希望者が殺到することで知られている学校なのだ。

小学校の高い塀の向こうの本当の様子は、
外に出ている数値や噂では、知り得ない。
学校選択を失敗したと嘆くMちゃんのお母さんを励まし
微力ながらツテを使っての教育委員会への働きかけなど
Mちゃんが楽しい学校生活を送れる為に
親御さんと共に努力することを約束した。






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最終更新日  2008年12月05日 11時07分28秒
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