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カテゴリ:英語教育-1
「先生、やればやるほど、覚えて言えるようになっていくのが
おもしろくて、どんどんやらせてしまうんです。」 という年中さんのお母さんの言葉にギクっとした私。 ほんの些細なでき事が 我が子を英語を話すサルにしてしまう危険性は 私の教室に通っている親御さんにもあるということだ。 英語を話すサル 以前もこのブログで紹介したが、 小説家の塩野七生さんが 「ローマの街角から」という エッセイの中で使っている言葉だ。 英語を話すサルにしないために彼女が 外国語という「道具」を手にする前に しておくべきこととして三つのことをあげている。 1.一般教養(英語で言うリベラルアーツ)を学ぶことで 育成される人格の形成。 2.自らの言に責任をもつ習慣 3.完璧な母語の修得。 これらの基礎作りは幼児期の日常生活から 始まるものばかりである。 やればやるほど、どんどん覚えて言えるようになるのは、 語学修得能力に優れたこの年齢の子であれば当然のことであり その反応が自分とは違っておもしろいからと言って そればかりやるようになってしまっては、 他の修得の基礎が作る時間がない。 英語以外に他にお勉強系の習い事をしておらず 決められたすることが他にないので、 時間があると英語をしてしまう、 と、おっしゃる幼児クラスのお母さんもいらしゃるが、 塩野七生さんがあげている 三つを成し遂げる為には何をさせればいいのか 学び、考えてあげて欲しい。 実教室に「ことば」が持つものを 大切に育てている親御さんがいらっしゃり その子が書いたり、口にしたりする言葉は、 同年齢の他の生徒と比べると 鋭さや、優しさなどの輝きを放っている。 その子に合った形で目的に応じた取り組みを 日常生活の中で行っていけるのは、 いつも一緒にいるお母さんだけというのは、 何も英語学習に限ったことではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月09日 14時09分19秒
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