夢先生の玉手箱-annex

2009/09/08(火)10:36

『勉強しろ』と言わずに子供を勉強させる法 小林公夫著

週末は南房総の家のロフトで読書をして過ごした 今回ご紹介するのはその中の一冊 「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法 タイトルを見ただけで、内容がわかりそうな本だったが 確認の意味で購入 …やはり想像通りの内容だった(笑) 筆者である小林氏も30年以上子供に教えることを生業としてきて 帯には「受験指導の超プロ」だけが知っている結論 と書かれているが、 まぁ、受験指導の超プロではない私でも 同じ結論に達しているので、 長年子どもを教える仕事を通して 親御さんと係わる人であれば 誰でも気がついていることだと思う。 「できる子」の親は教えないで伸ばす という項目では、このように書かれている。 この章でご紹介した七人の「できる子」の実例をお読みいただくと、 いい意味で親の影響から開放されていることに 気づかれると思います。 これは、偶然でしょうか。 親に勉強を強制されてできるようになった子は ただの一人もいないのです。 実はこの結果が全てを物語っていると思います。 つまり、「できる子」の親は、 教えないで伸ばす傾向にあるのです。 一方、子どもに勉強を強いる親は、 勉強さえできれば社会で生きていける、 という固定観念に縛られています。 そうした考えを持つ親は、多くの場合、 さらに二つのグループに分かれます。 ひとつは、親自身が学生時代からできが良く その結果得られた現在の状況に満足し 子供にも同じ道を歩んで欲しいと 願っているグループです。 他方、親自身が勉強が不出来で、 現状を後悔している、 前者とは逆のグループが存在します。 (中略) 勉強も、スポーツや手先の器用さと同様 特殊技能のひとつと心得て、 子供が勉強の分野に適性があればそれを応援し 別の分野で能力を発揮していればそこを伸ばしていく。 そのような見究(みきわ)めと使い方が 親には求められているのです。 また、子供の能力の発達には段階があり 個人差があるとし、 我が子がまだその段階に達していないのに 訓練により問題を解けるように強制的に働きかけても それより普遍的な能力が身につくわけではありません。 できる子の親は我慢強く、子供の成長を待つことができます。 そして子供が伸びる時期にさしかかると そのタイミングを捉え、 必要な本なり問題なりを集中的に与えていきます。 その時期であれば吸収も良く、 子供の能力は効率的、飛躍的に伸びていくからです。 先日紹介した「やりぬく子を育てる親」の五項目に 当てはまらないだろうか? 続きは、また次回に… 今日から新しい年少さんのクラスがスタートするので 早く教室に出かけます。 どんなお子さんとお母さんに出会えるのか 楽しみです。

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