夢先生の玉手箱-annex

2010/05/19(水)20:48

消えているのはイーオンだけではない- 淘汰の波が英語教室にも押しよせている

教室(26)

第二教室が入っているビルの2階にフランチャイズの個別指導塾が開校した。 実は、私が第二教室を始める前にテナントとして入っていたのは 関西系の学習塾で、 生徒が集まらず3年ほどで撤退してしまったと聞いた。 駅の周辺には、集団型、個別型とフランチャイズの塾が10校以上あり 個人塾と合わせるとかなりの数がひしめき合い 自転車で10分もかからずに行くことができる隣駅にも 大手進学塾の看板が数多く見られる。 まさに消える塾あれば、生まれる塾があるといった感じで この不況で塾経営も大変な時代になったのだな~と思っていたら 先日、隣駅近くにある準大手の英語教室から実教室に編入させたいと レベルチェックを受けた小学生の親御さんから 「いろいろ近所の英語教室に問い合わせをしたのですが、  近々閉校の予定で新規の生徒さんは受け入れていない、と  断られたところがいくつかありました。」 とそれらの英語教室の名前を聞いて驚いた。 飲食店、特に居酒屋の選択が二極分化し お客さんが入っているのは「値段が安い店」か 「味にこだわりのある満足度と値段の高い店」で 中途半端な店は生き残れなくなってきていると言われている。 (実際に駅近くの高くもなく、安くもなく  という居酒屋さんは相次いで閉店してしまった) 外国人講師が指導する教室でも1ヶ月の月謝が5000円を切るところや 公民館や区のセンターを利用して行っているサークルの中には 日本人講師によるレッスンが1コイン(500円)など 安い金額で教えるところが出てきたことで 英語教室も居酒屋と同じように「中途半端」とみなされた教室は 存続が厳しい状況になってきたということだろう。 疲れた…などと言ってはいられない。 常に自分たちの指導を客観的に見ることを怠たらず 気持ちを引き締めていなければならないと考えていたら 一足先に価格破壊の波に呑み込まれ 激しい無料、割引合戦が繰り広げられている塾業界では 利益の低さから裏業として 利益率の高い焼肉店を始めた学習塾の経営者が出現したと 偶然見ていたテレビ番組で取り上げられた。 番組を見ながら 「もし裏業をするとしたら何がやりたい?」 と夫が尋ねてきたので 「実教室は「子どもの隠れ家」だから  裏業では「大人の隠れ家、ワインバー」をやってみたい」 と答えると 「趣味の商売を表と裏でやってもダメでしょ」と 即却下されてしまった。 商売人にはなれそうもない(苦笑)

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