夢先生の玉手箱-annex

2011/06/27(月)14:09

食べ物の好き嫌いについての考え方

子どもとの係わり方(52)

今日中にカウンターの数字が20万に届きそうです。 20万目の方が楽天ブロガーなら プロフィールが送られてくるので このブログを読んでいただいている方ならよいな、 と思っています。 先週行ったワークショップの後の食事会でも話題になった 幼児期の子どものの食べ物への好き嫌いへの対応 実教室の親御さんの対応も概ね 「食べるようには言うけれど、無理強いはしない」派と 「食べるように躾ける」派に分かれているので 参加の際に提出する質問表にある 子どもの好き嫌いを尋ねる問いの答えも 嫌いな食べ物:野菜。○○も食べられません。と 嫌いな食べ物:なし に分かれる。 土日に行った1年生の宿泊研修でも 食べ物の好き嫌いが強い生徒たちは 土曜日の夕食に出た嫌いな物を 箸でつつくだけ、つついて 「お腹がいっぱいで食べられない」と言って残し、 講師に「じゃ、明日の朝食べなさいね」と言われ 翌日の朝食時に再び目の前に置かれた。 しかし、他の生徒たちと一緒にサンドイッチを作って食べ 結局、昨夜の残りに手をつけなかった。 全員が食べ終わらないとその班は、 「ごちそうさま」が言えず、次の行動に移れない。 皆の視線が、残り物がのったお皿を前にして 固まっている二人に集まる。 二人がその時待っていたのは 講師の「もういいよ」という言葉だろう。 二人を前に 「二人にとって給食の時間は  嫌な物が出てきたら、どうしよう。  と心配で楽しめないんじゃない?」と切り出すと 二人は、小さく頷いたので、 私は、食事会で聞いた1人のお母さんが娘さんにした話しを参考に 二人に話しをした。 「好きな食べ物と嫌いな食べ物があるのは自然なこと。  嫌いな食べ物を好きになれ、とは言わない。  でも、嫌いな食べ物も食べているうちに  食べられるようになって、  あれ、こんな味がするんだ、ってわかるし  食べられるようになれば、  嫌いな物が出てきても、どうしよう、とは  思わなくなるから、給食の時間も楽しくなるんじゃないかな。」 二人は、これからお母さんが食べなさい と言うものは、食べてみると言って 涙ぐみながら、自分たちが残したものをゴミ箱に入れた。 (さすがに時節柄、昼に食べさせるのは危険と判断) そして昼食、 二人とも前夜には残した野菜類を食べ、 1人は、一杯目は、野菜がたっぷり入ったカレーに不安を感じてか 少量しかよそっていかなかったのだが、 食べてみたら美味しかったのか なんと、おかわりの列に並んだ 感激~ 嫌いな食べ物を克服することは、 苦手な物や嫌悪感を克服する経験でもあり 対人関係、学習面とその影響は 成長とともに多岐にわたる。 入学前に経験させてあげてほしいと思うことの 一つである。

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