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無衣のRS冒険記録♪♪♪

時きたれり

昼下がりクーヤとカヤは書斎で話し合っていた。
兵士「定期報告参上仕りました。」
兵士が入ってくる。
クーヤ「たのむ」
兵士「特に変わったことはありませんが。ひとつだけ、レスティル国で反乱がありました。」
クーヤ(レスティル・・・・確か・・・カヤの・・・故郷・・・)
カヤ「・・・・」
罰の悪そうな顔をする
兵士「隷属されていた者が反旗を翻した模様」
クーヤ「カヤ気になるのか?」
カヤ「なにがですの?」
平然と答える。
クーヤ「いや、なんでもない。」
カヤ「ん~なんだかまだ飲み足りませんわ、ん~あなた行きましょう」
兵士「はっ?いや某はまだ仕事が」
カヤ「大丈夫ですわ」
といい兵士をつれていくカヤ。
ズルズルズル・・・
兵士「あの~~~」




食卓のとき・・・
クーヤが定期報告を読んでいた。
クーヤ「反乱軍が劣勢か・・・」
カヤ「・・・・」
アイラ「それってこのあいだの反乱のことですか?」
クーヤ「ああ、物資の不足が深刻らしい」
アイラ「あの・・・それって力になれないんですか?その人たちも私たちと同じように苦しんでそれで・・・」
ラグールが口をあける。
ラグール「残念ですがそれはできません。気持ちはわかります。それは他国への干渉、敵対勢力への支援をすれば我々も敵と同様。戦となれば民を巻き込むことにもなる・・・そのことで近隣諸国もよい顔をしないはず・・・ただでさえよくはない関係を悪化させることかと・・・」
クーヤ「気の毒だが・・・」
突然ロイが口を開く。
ロイ「飯がまずくなる話だな。」
そしてその時間は過ぎてゆく。

後書斎でクーヤは仕事をいていた。
カラランッ♪
クーヤ「鎖の音?」
クーヤ「カヤかどうした?」
カヤ「少しお話がありますの」
クーヤ「どうした改まって」
カヤ「ここでお話しするのは無粋と言うものですわ。これが終わったら私のところによってください。お話はそのとき改めて」
と言い残し去ってゆくカヤ。その背中はどことなく寂しそうだった。


クーヤ「カヤはいるぞ」
暗くてよく見えない部屋の中
カヤ「こっちですわ」
カヤの声がした。
カヤ「よく、おいでくださいました。クーヤ皇」
一瞬クーヤは目の前にいる女性が誰だかわからなかった。
そこには美しい衣装を身にまとい。窓辺にゆったりと身を寄せ、月の光を浴びながら涼しげに微笑んでいた。
ほどかれた美しい髪が風に揺れている。
普段の姿からは想像のできない美しさと気品。しかし、それに不似合いな鎖と首輪がカヤ自身ということを物語っている。
クーヤ「カヤ・・・なのか?」
カヤ「ほかに・・・だれかいまして?」
クーヤ「その姿は・・・」
カヤ「おもてなしをするのですから、正装をするのが礼儀ですわ。それともこの姿はお嫌い?」
クーヤ「いや・・・・よく似合っている。」
(似合いすぎているくらいに)
クーヤ「で話とはなんだ?」
カヤ「せっかちな殿方・・・どうかおくつろぎになって。美酒もよういしてありますわ」
クーヤ「いやせっかくだが、まずは本題にはいってくれ」
その姿といいあまりにも気になる・・・
カヤ「そう・・・・そうですわね・・・では単刀直入にいいます。貴方様にお願いしたいことがあります。」
クーヤ「お願い?」
カヤ「反乱・・・反乱軍の支援をお願いしたいのです。」
クーヤ「反軍の支援?何故そんなことを頼む?自分も同じ境遇だったからか」
カヤ「おう思ってくれてもかまいませんわ」
クーヤ「・・・・」
虫の鳴き声が聞こえる・・・
クーヤ「できることなら何とかしてやりたい。・・・・だが・・・できないことは聞いていたはず・・・民を線化の危機にさらすことはできないのだ・・・しかも、かなりの糧を消費する。それだけで民の暮らしを圧迫してしまう。それでも頼んでいるのか?」
カヤ「・・・」
寂しそうな無言の微笑み。そして言う。
カヤ「ええ、それを承知で頼んでいるのですわ。」
クーヤ「・・・そうか・・」
カヤ「もちろん、ただでなんて虫のいいことはいえませんわ。」
クーヤ「ではどうする?」
カヤ「私の全てを差し上げますわ。」
クーヤ「そのためにその体を売ると言うのか?」
カヤ「違いますわ。すべてを・・・ですもの。髪一本から血のいってきにいたるまで。そして・・・・この魂を」
クーヤ「なにをいって・・・・」
カヤ「契約を・・・・」
クーヤ(契約・・・聴いたことがある・・・契約すなわち未来永劫その魂を束縛されること・・・)
クーヤ「自分が何を言っているのかわかっているのか?」
カヤ「ええ」
平然と答えるカヤ。
クーヤ「馬鹿な、では死ねといえばしねるのか」
カヤ「それがあるじ様のお望み?」
そっと微笑む
クーヤ「いや、なんでもない」
(本気だ・・・死ねと言えばそれを間違いなく実行する・・・カヤをここまで決意させるものとはいったい・・・)
クーヤ「わけありか・・・いいだろう、そこまでの覚悟があるのならその望みかなえよう。」
カヤ「契約成立ですわね。」
クーヤ「ん・・・そこまでの覚悟があるのならその望みをかなえようと・・・・」
カヤ「ですから契約成立ですわね。」
クーヤ「そんなものは関係なくだな」
カヤ「契約は契約ですものいけませんわ。代償を支払わなければケイy買うとはいえませんもの。恵んでもらおうなどと思ってはいませんわ。あるじ様がどのようなつもりであっても、代償を払わない限り私にとっては恵んでもらったのと同じこと。これ以上恥をかかせないでください」
クーヤ「わかった」
カヤ「感謝いたしますわ」
カヤはそう言うと窓辺からフワリと降りてこちらに近づいてきた。
そして次には信じられないものを見た。

クーヤ(な・・・・・)
カヤはクーヤの前まで行き足元に膝をつくと深々と頭を下げた。
カヤ「私はカヤ・デムストレイ。この名を貴方様に献上いたします。この体は御身に寄り添い、この心は御心に付き添う。それこそがわが最上の喜びであり、永久の誓い。」
雲のように、つかみどころのなく自由で誇り高き女。それがこのような・・・
クーヤ「そこまで・・・することなのか・・・わかっていると思うが私にできることは物資を援助することだけだ。」
カヤ「十分・・・ですわ」
クーヤ「いだろう。それでいのだな?」
カヤ「ええ・・・感謝しますわ」
クーヤ「以上だな?ならばここまでにしておこうか。」
出て行くクーヤ。
~♪そして出て行った後カヤの部屋からは美しい歌声が聞こえていた。




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