女神リスト なナンナ◇北欧 光の神バルデルの妻で、無垢と純潔の女神。 ネルトゥス [Nerthus] ◇北欧 タキトゥスの「ゲルマニア記」にて詳しく述べられている。 平和と豊穣を司る地母神。 その名はヴァン神族の豊饒神ニヨルドの女性形という説があり、 この女神はニヨルドの配偶者、もしくは女性化したものとされている。 ということは、フレイ,フレイアの母ということになるかも知れない。 彼女を崇拝する部族をネルトゥス八族と呼称する。 ノルン [Norn] ◇北欧 ○複数形ノルニル[Nornir] ヨツンヘイム(巨人の国)からきた三姉妹。 運命を司る三女神であり、オーディンですら逆らい難い存在である。 彼女らの到来により、 神々の黄金時代は終焉を迎える。 世界樹ユグドラシルの根の下の湧く泉のそばに住みつき、ユグドラシルの世話をするようになる。 よって、この泉はウルザンブルン(ウルドの泉)という。 ●ウルド [Urðr] 長女。「過去」、「運命」。 元来は「織姫」の意であり、転じて「運命、死」となった。 ●ベルダンディー [Verðandi] 次女。「現在」、「必然」。 その名は「生成する者」を意味する。 ●スクルド [Sculd] 三女「未来」、「存在」 その名は、「税、債務、義務」などを意味する。 時には、ヴァルキリーの一員として、 他のヴァルキリーを率いて、戦場を飛び回ることもある。 この三姉妹の他にも無数のノルニルがいて、 その出自も様々であり、神族・人族のみならず、妖精族、小人族出身のノルンもいる。 また、善良なノルンや邪悪なノルンがおり、 その性格により、被加護者の運命が左右されてしまう。 リヒャルト・ワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」においては、 オーディンとエルダの娘達という設定。 |