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カテゴリ:会計・仕事
久しぶりに業務関連の話題について書いてみようと思います。 ブルドックソースの買収防衛策が東京高裁でも認められました。 私個人の感想としては、高裁が認めることは予想していましたが、 そもそもこの買収防衛策自体が本当に必要なのかは、甚だ疑問です。 そもそもブルドック社の株主が、株主総会でTOBに応じない姿勢を 鮮明にしているのに、スティールに高い交換対価や、超高額な専門家 費用を支払って買収防衛策を講じる理由があるのかという点です。 株式を上場している限りは、買収者が出てくることは否定できないわけで、 株主総会の承認(今回は特別決議でしたが)があれば何でも防衛策を認める というのは、ちょっと違うのではないかという気がします。 今回の高裁の判決では、スティールを過去の活動から「濫用的買収者」と 位置づけていましたが、ずいぶん思い切った結論を出したというのが 印象的でした。 これが契機になって、外資系のファンドは、日本の市場から出て行くかも しれませんね。 青臭いかもしれませんが、やはり最大の買収防衛は、「誰からも認められる 効率のいい経営を行って、ファン株主を増やす」ということだろうと思います。 「株式上場」のあり方を、改めて考えさせられるニュースでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 12, 2007 02:17:16 PM
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