電話加入権について考える
今日は木村剛さん/のブログからのトラックバックです。 来年の春にも電話加入権が72,000円から半額の36,000円になるらしい。3月決算の中間決算時にその記事が新聞に踊ったため、減損会計の適用前に電話加入権の評価損を計上する企業が相次いだ。 しかし、減損会計が適用されると、矛盾するようだが電話加入権のみを評価減することは理論上できない。事業用資産はそれを使用している限りは評価減すべきでないというのが論拠である。 そのため、市場価値はゼロに近いのに、会計上は資産から評価減できないという現象が生じる可能性が出てきている。個人的には加入権は早期に評価減することが企業の適正価値を表わすと思うのだが、早期に税制の優遇措置などの、実務上の手当てが望まれるところである。