いちご＊いちえ

今なお残る地震の生々しい爪痕、そして真っ盛りの紅葉。
凛とした冷気と静寂の中にたたずむ厳かな寺院群。

今日はミルチャンのパパさんのお供で能登半島の輪島市に出かけ、
曹洞宗大本山・総持寺祖院に立ち寄りました。
　　　

今から約７００年前に開創され、その名を残した門前町は、
総持寺祖院を中心に歴史を作り上げてきた町です。

ところが今年３月２５日、M6強の能登半島地震が発生し、
総持寺祖院も大きな被害を受けました。
あれから８ヶ月、季節は早春から晩秋へと移り変わりました。
境内の木々は何ごともなかったように色づき、まさに紅葉真っ盛り。
　　　　

ところが８ヶ月経った今もなお、あちこちに当時の爪痕が生々しく残っています。
扉が傾いたままの「法堂」　　　　　　　　　
通路の屋根には未だにビニールシートが・・。
所々欠け落ちた外観の白壁。
　　　　　　

紅葉が美しい分だけ余計に爪痕が痛々しく、
やりきれない想いでいっぱいです。
一日も早い復興を祈りつつ、
わずかばかりの寄付をさせていただいて帰ってきました。。。