アプサラのつぶやき

11月15日。16:30。
香港ディズニーランド･ホテルの正面口に着いた。
このホテルは20世紀初頭のヴィクトリア調をモチーフに
したホテルと紹介されている。
前実に泊まったディズニー・ハリウッド・ホテルが
カジュアルならば、こちらはハイ･グレードな雰囲気が
ウリらしい。
確かに、一歩はいると、ロビーから天井までの
5階分の吹き抜けの空間に圧倒され、そこに
飾られているシャンデリアは豪華そのものだ。
ロビーもとても広く、ふかふかソファセット一式が
距離をとりながら、設置されている。
中央エレベーターはレトロなつくりで、
吹き抜け部分を眺めながら、移動する。
「かわいい」でなく
「すっごーい。きれい。」の言葉が自然と出ていた。

気を取り直して、チェックインをしようと、
ホテルの従業員に声をかけてみる。
わたし達が、予約した部屋は
「キングダム･クラブ・ルーム」で、
スイートルームとこの区分の部屋は
7階に位置する。
そして、「キングダム･クラブ」というラウンジが
使えるのだった。
日本のTDRでいえば、ホテル･ミラコスタの
「スペア・チーレ・スーペリア」区分で
サローネ使える部屋、
アンバサダー・ホテルの「アンバサダー・ラウンジ」を
使える部屋ということである。

日本では、特典付の部屋に泊まった事が無いのだが、
今回予約する前に、すでにこちらのホテルに泊まり、
キングダム･クラブ・ルームに泊まれた方の、
旅行記を見て、思わず泊まってみたい衝動に駆られてしまった。
値段的には5万強の部屋なので、ちょっとやそっとでは
手が出ない。
それでも、ミラコスタのスペチ区分の部屋に
泊まるよりは、お手頃だし何よりも、久々の海外旅行で
（一時帰国でなく）はめを外してみたくなってしまったのだ。

冷静に考えれば、１泊５万なんて私たちの経済力では
問題外なのだが、そこは、ある日突然決めた旅行で
浮き足立っていた私。
いわゆるディズニー・マジックにいとも
簡単にかかってしまったのだ。

「より良い日々をすごしたい」と思う気持ちが
ディズニーホテル宿泊、キャラクター・グリーティング
レストラン事前予約を旅行へ行く事が決まった
その日に、国際電話をかける行動に移ってしまった。
明細書が来たら、自分のとった行動が果たして
正しかったかわかるだろう。