水上陽平の独善世界

2005/04/25(月)21:02

エスカレーター・3

東京駅だ。 光たちと戯れる時間を中断して降りる。 ここからは総武線だ。 駅に着く度に毎回思う事がある。 エスカレーターだ。 ホームから階段とエスカレーターがある。 階段の方が幅が広い。 圧倒的多数は狭いエスカレーターに乗る。 ワシは不思議だと思っている。 足の悪い人がそんなに多いのかなぁ? 心臓の悪い人がそんなに多いのかなぁ? 例えば新幹線。 ほとんど座っていられるのだ。 足を動かせないまま、1・2時間座る。 動かない筋肉は硬くなり、血流も滞る。 階段は絶好の回復場所だ。 乗客の体の回復を計算にいれて階段を作ったのなら、 駅構築関係者に特別賞を出してもいい。 実に素晴らしい。 中には階段が辛い状態の人もいる。 エスカレーターはそういう人用だろう。 そう思っていた・・・。 人は健康を保ちたいと言う。 楽な生活もしたいと言う。 言うだけじゃ変わらない。 思うだけじゃ変わらない。 ならば、両方を満たす方法を実行すればいい。 方法はいつでも山ほど用意されている。 無条件でエスカレーターに乗る人達は、 階段を上る方が体が楽になる事を知らないのか? 年代に関係なく進んでいる日本総白痴化現象。 だから学校で教えるような事とは思わないが、 学力がどうの、こうの騒ぐより大切な事があるだろう。 体と心の白痴化は滅亡へ向かうのだぜ。 白痴化は固定概念から始まる。 「エスカレーターの方が楽だ」 固定概念だから改めて考えない。 脳ミソは生ものなんだ。 動かさないと・・・すぐ腐る。 白痴化を学力や知識量だとしている専門家達。 「アンタのその固定概念が白痴化ですからぁ・・・残念!」 (ギター侍 波多陽区風で・・・) 固定概念は脳ミソを腐らすだけじゃない。 体や心や生き方を腐らせる。 そして未来を腐らせる。 回復できる可能性を腐らせる。 人、それぞれの生き方があるから、 体や心をダメにしたいというのもアリだ(かなぁ?) 依頼されないのにお節介を言うつもりはない。 だけど、皆が皆、早く衰退したいわけじゃないだろう?

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