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カルテ番号 お・11(12) 陽水は一応困った様子だが、のんびりしているようにも思える。 「まぁ、本人は病気になるつもりじゃないのでしょうね」 「当たり前です」 陽水は少し考えたようだ。 「北海道と九州に向かう新幹線があるとします」 例え話らしいが、いきなり、また話題が変わった。 「まぁ、実際はどの方向にも歩いて行けるのですが、とりあえず・・・」 大空晴美は陽水が何かを教えてくれているようなので黙って聞いた。 「1番ホームは北海道行き。2番ホームは九州行き」 そして陽水は大空晴美の顔を見ながら、ゆっくり言った。 「晴美さんは北海道行きの新幹線に乗りました。ところが次第に寒くなってきたので、あれ?変だぞ、と思いました。暖かい方が好きだからです」 大空晴美は自分が間違っている、という意味だと思ったが黙っていた。 「こういう時、どうします?」 陽水は大空晴美に尋ねた。 「九州行きの新幹線に乗り換えます」 「どこで?」 「次に止まった駅で」 「そうですよね」 何が言いたいのだろう。 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/12/01 07:44:23 PM
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