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カルテ番号 は・9(12) 院長は少し遠い目をしながら話した。 「ずっと前ですが、私はインドのダラムサラという町に行きました。 そこはチベット亡命政府があるところです。 私の御師匠にあたる人との関係で、ダライラマ法王との謁見がありました。 法王のはからいで、ある時チベット仏教の大曼荼羅を拝見しました。 その御神体が男女交合神だったのです。 そして、これが仏教の本質であり、悟りであり、目指すところだという説明でした。 性が深いところに通じているのは知っていましたが、それほどとは思いませんでした。 だから、もちろん通常は、そんなに深く理解はできません。 が、そこに通じるほど大きいものである、という認識は持つと性の観方が変わります」 なるほど。院長はそれを最初に示したかったようだ。 「性は、極めて個人的なことから、全てに通じる普遍的なこと。 そして、究極の到達点まで内包しているようです。 だから、底にあるのも、なのです。 底に神というものが観えたら、それを神性といいます。 まぁ、神というのは、人によりイメージが大きく違いますから本気にならないで下さいね」 そういって、院長は笑った。 原奈緒子は、 「その、極めて個人的な部分の悩みです」と言った。 「それでいいのです。あまり大きな話はウサン臭くなりますからね。 宗教は、大きな話ばかりだから、とてもウサン臭いと思いますよ。 生きているのは、個々です。 個々の身体、心、意識、生き方だけを相手にするので、いっぱい、いっぱいでしょう」 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/12/08 07:01:38 PM
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