カテゴリ:カテゴリ未分類
カルテ番号 は・9(34) 「先生、前回は性についての講義を拝受しましたが、まだ解りません」 少しおどけた感じでそう言ってみた。 「そうですね。性と生命は同じですから、解るというよりも、そういう相手だと認めていただければいいのです。 そして、あれは基礎というか全般の話でしたね。 生命も一般的、普遍的な話と、個人的な生命や生き方は別に考えて下さい。 個人的な事を補う、あるいは理解する為に普遍的があるのです。 生命も性も主は個人であり、普遍的は補助と考えた方がいいと思います」 原奈緒子は気負いなく性の話を切り出せる自分に驚いていた。 今まで、決して口にしない事だったのに。 「その個人的な性の悩みというか、どう扱っていいのかを教えて下さい。 それが、一番知りたいことのような気がします」 院長は少し黙ってから、話し出した。 「普遍的な性の話は、学校や社会でもっとオープンに扱う大切なものです。 ですが、個人的な性の話は、秘密に扱うものなのです」 院長の言わんとしている事はわかる。 「教えていただけない、という事ですか?」 「そうではありません。 ですが、最終的な判断や選択は本人なのです。 他人からの話は、あくまで一つのヒントやアドバイスにすぎません。 正しい道や方法ではないのです。 正しさを追い求めているなら、それは間違いです」 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/12/30 07:26:17 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|