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カルテ番号 ひ・7(11) 山の民に関する研究は決して多くない。 現在では、山窩・山家(サンカ)などと呼ばれている。 里に吸収され滅んでいく過程で、鍛冶屋や山賊の一部となった。 身体能力は里の民とは大きく異なっていた。 だが、圧倒的多数の里の民との婚姻で薄まってしまう。 一流のスポーツ選手のDNAにその片鱗をみることができる。 樋口新太郎は院長の話を聞いて、心の底が反応している事に気づいた。 「先生、私が山に魅かれてしまうのは、サンカの血のせいですね」 「それは誰にも証明できませんが、そう考えると納得できませんか?」 樋口新太郎は、そんな民族が存在していた事を知らなかった。 小説か何かで僅かに触れたかもしれないが、事実としてあるとは思っていなかった。 「失われた民族というのは世界中に沢山あります。 ですが、そのほとんどが謎のままなのです。 ましてサンカは、自分達の痕跡を残さない民族です。 里の民のように、財産ともいえる文化や文明の跡を残さないのです。 その身体で生活方法を身に着ける民族です。 滅んでしまえば、推測でしか研究できないのです」 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/01/11 07:01:12 PM
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