水上陽平の独善世界

2015/04/18(土)19:05

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・541」

カルテ番号 ほ・19(12) マットに仰向けになり、頭を触られた。 「この頭痛はいつもですか?」 院長は触ってから10秒もしないうちにそう言った。 頭痛はある。 だが、誰にも言ったことはない。 元夫も御主人様でさえ知らない事なのに・・・ 「はい。時には痛み止めを飲む時も・・・。 でも、どうして判るのですか?」 院長は少し困った顔をした。 「いえ、そんな気がしただけです」 確信をもって言っていたのに、何故か誤魔化している。 「この頭痛は、何か悪い病気ですか?」 「腫瘍があるとか、血管が詰まっているとかという事は無いでしょう。 肉体的には大丈夫だと思いますよ」 「どうして判るのですか?」 本庄瞳は再び同じ質問をした。 院長はまた少し困った顔をした。 そして、諦めたように言った。 「本庄さん、私は心を読むわけでも身体を透視しているわけでもありません。 氣という見えないモノを扱いますが、それだけです。 極普通の人間で、特殊な能力などありません」 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)

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