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カルテ番号 め・3(11) 院長は軽く腹部を触ってから、頭に触れていた。 「お腹はやわらかいですね。 いいですよ」 礼子は、何だか身体が温かくなって、ぽやっとしていた。 話したい事が沢山あるのに、気が緩んでしまっていた。 「いい気持ちです」 それでも、目を瞑ったまま10数年前からの事を少しずつ話し出した。 50歳前から、次第に気持ちが暗くなってきた事。 そして、閉じこもりがちになり、布団の中からも出たくなくなってきた。 そんな礼子に夫は優しかった。 それが、申し訳なく思って、自分を責めた。 子供が出来なかったせいもあって、礼子はより自分を責めた。 そして、夫の急逝。 どうしていいか、わからなかった。 生きているのが辛かったが、死ぬ勇気もなかった。 八方塞がりだった。 そして、偶然、ここのHPを見つけた。 メールを出すのさえ、かなり勇気がいった。 そんな話を、院長は黙って聞いてくれていた。 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/11/27 07:32:09 PM
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