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カルテ番号 も・6(7) 人は死期が近づくと素直になれる、と聞いた事がある。 腹の中の探り合いや表面の取り繕いばかりの生き方だった。 自分は素直になど、決してなれないと思っていた。 計算しての態度や表情や言葉だった。 生きていく、というのは、そういうものだと思っていた。 尊敬だとか愛だとかいっても、その底には計算がみえる。 本人が気づいてないから、本気で言っているだけだ。 それが、素直に返礼したお辞儀一つで、茂木滋の中の何かが開いた。 人間なんて・・・人は皆・・・そう決めつけていた事が揺らいだ。 例外としての素晴らしい人はいるだろう。 腹の中も表と変わらない人もいるだろう。 だが、それは例外だと思っていた。 もしかしたら・・・違っていたのかもしれない。 自分のような人間にも、あるのかもしれない。 もっと楽に生きられるのかもしれない。 誰でも、持っているのかもしれない。 そうだとしたら、どうしたら、素直のままで生きられるのだろうか? 今更、この歳になって、と揶揄する気持ちもある。 80歳から、生き方が変えられるか、という気持ちもある。 あるが・・・変われるかもしれない、という思いが強くなっていた。 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」 誰か出版してくれぇ~ 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/01/22 07:02:44 PM
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