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カルテ番号 よ・6(51) 「ここを紹介してくれた、柳さん。 あの人も先生も・・・どう言っていいのか・・・ 何か、別の役割とか・・・普通でない役割? あぁ、どう言おうか悩みます。 先生と柳さん、仲間ですか?」 これも、百合が意識しないで出た言葉だ。 急に閃いて口から出た。 院長は少し黙った。 そして、百合の顔を見ながら言った。 「特別ではないけれど・・・ 一般的でもない・・・仲間です。 吉永さんに隠していても仕方ないですね。 でも、吉永さんもそうですが、一般には隠して下さいね。 先ほども話しましたが、社会は異端、少数派には攻撃的になります。 吉永さんの口から出る言葉も、時と場が来るまで、秘密ですよ」 百合は自分で訊いたのに、現実感がなかった。 やはり、そうだったのか、という思いも微かにある。 それで納得できる部分もある。 柳さんと先生は、どこか似た雰囲気があった。 秘密の世界。 どうやら、そこに紛れ込んだ自分がいる。 常識が崩れたわけではない。 常識から全く別の世界に急に入りこんだ感覚だ。 (登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。 治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。 ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」 誰か出版してくれぇ~ 18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/09/20 07:23:35 PM
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