2008/07/17(木)20:51
ダガーナイフ所持禁止へ
最近、刃物を使った犯罪が多いと思いませんか?
東京の秋葉原で起こった無差別殺人事件にも使用されたのが、「ダガーナイフ」。
ちなみにダガーナイフとは、10~30cm程度の両刃で、おもに刺したり、投げたり
するのに向く短剣の総称です。
形状からナイフと見なされる事も多いが、用途は対人殺傷用の暗器(暗殺者用の
隠し武器)などの武具の類でです。
急所を的確に狙わないと致命傷を与えられないため、武器としての絶対的な威力
はあまりないが、中世のヨーロッパの騎士のように徹底的に装甲された敵兵に致命
傷を与える場合には、相手を地面に倒して装甲の隙間からダガーを突き刺す方が
手っ取り早かったので、広く用いられたそうだ。
やはり、用途は武器との見方が強いので、警察庁は銃刀法により所持を禁止する
方針を固めたようだ。
刀剣類の規制強化が実現すれば、小型の飛び出しナイフを規制した62年以来
となるらしい。
■警視庁が目指す銃刀法改正の主な内容
【ナイフ規制】
ダガーナイフなど両刃で剣状の刃物の所持を禁止
【猟銃規制】
所持の欠格項に、ストーカー行為、ドメスティックバイオレンス、破産、自殺の
おそれを追加
許可を取り消された人が再申請できない期間(現行5年)の延長
必要に応じて精神科医の診断を受けさせる
欠格事由に当たる疑いのある場合に、警察が一時的に保管
法改正され所持が禁止された場合、これまでダガーナイフを所持していた人は
廃棄などのことをしなければならなくなるだろう。