固定金利型とは?
大まかにいって、二つのタイプがあります。1.全期間一律型2.段階金利型1は、借り入れ時から返済時まで、金額の変わらないタイプのもので、金額がずっと固定されているので、毎月の返済金額がわかりやすく、計画をたてやすいものです。これから、物価があがっていくだろうという局面の時は、これを選ぶと、インフレになればなるほど、毎月の返済金額を少なく感じるようになるものです。インフレになれば、給料や土地の値段が上がって、その頃には、金利も上がっているからです。ただし、弱点もあります。固定金利は、変動金利に比べると、同じ時点では、金利が高く設定されされているので、借り入れ当初の金利負担を重く感じるものです。2は、借り入れ当初何年か(10年が多い)を、一定の金利(固定金利)で、その期間が過ぎれば、その金利に上乗せされた金利(固定金利)になるという、二段階の金利タイプのものです。昔、住宅金融公庫がこのタイプで、融資をされていたそうです。借り入れの当初、金利負担が少ないので、元本の返済にまわる部分が、それだけ多くなり、借り入れ当初のお得感が強いのですが、11年目以降に、返済金額が上がるのが、欠点です。その値上がり幅は、借り入れ金額が大きければ大きいほど、大きくなり、11年目以降に学費などで、出費がかさむ時期には、その値上がりは、家計を直撃するものです。