ゆめみごころ　❤

以前に叔父が祖母について書いた本が出て来たんです。


「お母さん」


厳しい時代を生き抜いた８人兄弟の日々、

夫（祖父）を若しくして亡くし、

女手一つで兄弟を育て上げた

母(祖母)に寄せる思いを書き残した書です。


叔父は、大阪に勤めていて、

東京出張することも多かったんだけど、

地下鉄サリンの日も不思議と一般道路を通らずに

高速を通っていたこと。


そして日航機墜落事故の日も、

当時ビジネスマン専用ともいわれていた東京午後６時発１２３便を

キャンセルしていたようです。


口は災いの元、愛情、心残り、言い訳と章は続き、

最後には、「人の和」で締めくくられている。


この書を久しぶりに手にして初めて、

母も祖母と同じ米寿前に亡くなっていたことを

知ることになりました。


最後に叔父は、こう記しています。



「お母さん」それは母であり、母である前に女性であり、

やはり人生の生みの親としては、

いつまでも消えることのない偉大な存在ではなかろうか。



母は、弟の叔父をとても可愛がっていました。


中学受験に関しても、

母が教育係を担い、家庭教師的存在だったと

叔父は記しています。


母が亡くなった後も、

弟が出張で不在だったので、

細々とした手続きを担ってくれていました。



弟が実家の土地や家も、

殆ど自分のものにしまったことも、

自分が兄に受けた災難を例に出し、


「長男はそういうものだよ。」

と宥めてくれたんです。



巡り巡ってこの書が私の手元に届き、

引っ越しを重ねながらも廃れることなく

今回見つかったのも、何かの意味があると感じ、

私も心を入れ替えて

母を忍び、心穏やかに暮らしたいと思っています。(*^-^*)







おかあさん..♡