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Minami’s クラブ

*見知らぬ土地はデンジャラス~その1~*

ハワイの学校は私立にでもいれない限り
自分の住んでいる地域で決められてしまう。
(日本もそうかもしれないね)


たとえば、私たちが借りたタウンハウスから
一番近い小学校があった。
でもアンシーはそこへは行けない。

なぜならその小学校は道路の向こう側にあるからだ。


アンシーの通う学校は
道路のこちら側の
すごいすごい遠いところ。

タウンハウスは丘の上にあるから
下まで降りていって、バス通りを通過して
果てしなくまっすぐに歩いて、
さらに果てしなく歩く。


どうやって毎日こんなところ通うんだ????

と疑問に思っていたら


地図を見ると、
学校からの近道が、タウンハウスまで
つながっているのを発見!


「どこかに道があるんだよ!」


そう旦那に言って、タウンハウスの裏を車で
行って見た。

そこには3本細い道があった。


1本を試しに行ってみる。。。。

しかし、そこは悪臭と


汚い家々の数々・・・・・


どんな人たちが住んでいるのか
わからないが、

丘の裏にこんな住宅地があるとは思わなかった。


「NO WAY!!!!」


旦那が叫んだ。


「アンシーを毎朝こんな道を通って
学校に行かせるわけにはいかない。」


地図上にあった道がどの道なのか
わからないまま、私たちは学校に聞いてみた。


すると、丘の上までスクールバスが毎朝くるという
ことがわかった。

片道35セント。

学校が7時45分から始まるというのに
スクールバスは何故か6時45分に来る。

学校まで車でいけば3分くらいのところなのに
バスを利用すると1時間近くも
早く家を出なければならない・・・


しかし、旦那のオートバイが送られてくるまでは
車1台。旦那が仕事に毎朝乗っていく。


仕方ないので、バイクが到着するまでは
バスを利用することになった・・・

学校初日・・・・・


なんとか早起きして、アンシーをバスに乗せた。


家に戻って、一眠りするか・・と

ふっとキッチンに目をやると


(~□~;)!!がーん アンシーにランチボックス
持たせるのを忘れた~~~~~~~~!!!!



初日にランチボックスがないのだ。


アンシー絶対に焦るだろう・・・・

しかし、車はない。

タウンハウスに知り合いはいない。。。。。

市場ちゃんに電話しようと思ったが

彼女だってこんな朝早く迷惑だろうと

思って電話をしなかった・・・・


意を決して、届けることにした。

ジェンに「アンシーの学校まで散歩しよう」

と言って、二人で歩き始めた。


でもまじめに学校まで歩いたら
果てしなく遠い・・・

あの地図上の道を探してみたくなった。

そして丘の裏の道を行ってみることに・・・

この間車で行かなかった道を歩いてみた。

すごい悪臭だ・・・ジェンも怖がっている。
思わずジェンを抱き上げた。。。


トラックに乗り込もうとしているおじさんに
声をかけてみた。

「XXXXスクールに行きたいが
この道を通っていけますか?」


おじさんは「NO」と一言。。。


やっぱり駄目なんだ。。

来た道を引き返そうとしたときに。。。。


3匹の犬と目が合った・・・・・


決してかわいい犬ではない・・・

汚くて、目つきが鋭くて、私とジェンを睨んでいる。


私はさっと目をそらし、再び歩き出しだ。

ワンワンワンワン!!!!!!!!!


3匹の犬はつながれていなかったのだ!


私を取り囲むように近寄ってきて
けたたましく泣き続ける。。。。

・・・・・・・\(#><)/きゃー!


こないでえ・・・・・私は走り出したい気持ちを
抑えながら、まっすぐ来た道を引き返した。

それでも犬はついてくる。

1匹の犬はとうとう、私の足にアタックしてきた!!!

(≧◯≦)・゜゜・。え~~~~ん!!!

ジェンも怖がって泣き出した!!!

「もうやめてよ!!!!!」

思わず日本語で叫んでしまった。。。。


すると、どこからか高校生くらいの
2人組の男の子が出てきて

犬の名前を呼んで「こっちへ来い」


と手を叩いた!


3匹の犬は、さっと私から離れ、
男の子たちの方へ走って行った。。。


「ここへは来ちゃいけない。。。
旦那の行っていた通りだ。」


冷や汗がどっと出てきた。

仕方ない。どんなに遠回りでも

大通りを通っていくしかないんだ。。。。


私はジェンを抱いたまま


再び来た道を引き返し

丘を下り、学校までの果てしない道を
歩き始めた・・・・


ハートNext


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