205468 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

南風一の世界

2020/10/01
XML
カテゴリ:
  命とまだ見ぬ記憶   南風一

実父は早くに亡くなり
実母は婚姻をなかったことにして
実家へ帰された

遺された赤ん坊は
近所の夫婦へ養子として出された

遺児がすくすくと育っている内は
成長ぶりを風の便りに聞いて
親戚一同も胸を撫で下ろしたりした

いくら既に縁が切れた関係といっても
若くして事故で命を絶たれた
という話を聞けば
やはり二重の意味で悲しい

一つは若くして前途が絶たれたということに
二つは実父母の愛情を受けられなかったことに

せっかく赤ん坊から一人前の大人に育って
さあこれから楽しい人生を送って貰おうというときに
死んでしまうなんて
養母の悲しみはいかばかりだったろう

私は従兄妹の1人に過ぎないけれど
せっかくうろ覚えの記憶にしか過ぎないけれど
実父母の話なんかを少しくらいすることもできたのに
そんなことも永遠に叶わない

(詩集の宣伝)
「青春17切符+1」3月26日発売。
購入は、

こちらからどうぞ

詩が良かったと思う方は
人気blogランキング






Last updated  2020/10/01 09:15:32 PM
コメント(1) | コメントを書く
[詩] カテゴリの最新記事



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.