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南風一の世界

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2026/04/18
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カテゴリ:
  為政者の近視眼   南風一

さる令和7年12月4日に香川県立アリーナが”世界で最も美しいアリーナ”として
ユネスコ本部からベルサイユ賞(最優秀賞)を得た。
香川県のホームページには大きくニュースとして表示されている

さて、地方自治体の考えることだから
ことさら為政者のやることに文句は付けたくないが
この香川県立アリーナのベルサイユ賞受賞という栄誉については
一言感想を述べたい

香川県にはベルサイユ賞を受賞することとなった県立アリーナの前県立体育館として
丹下健三氏が設計した船の形をした斬新な体育館があった
香川県は有名な建築家に建物を設計してもらうのが好きらしく
旧県庁本館も丹下健三氏に設計してもらっていた
当然のことながら昭和40年代に小・中学校時代を過ごした世代なら
大体の美術の教科書には、モダンな建築の代表という形で
香川県庁や香川県立体育館の写真が掲載されていたので
その姿を見たことがある人も多いだろう

香川県は来県人を増やすために瀬戸芸なる芸術祭を2010年から3年ごとに開催し、
2025年第6回開催まで大好評を博している
いまや世界中の芸術愛好家から一度は訪ねてみたい世界の都市の一つに
数えられるくらいの名声を得ていると言っていいだろう

しかーし ここに一つ香川県が進めている事業の一つに
芸術愛好県を標榜する割には、ちょっと首を傾げたくなるような所業がある
それは、先ほど触れた船の形の旧香川県立体育館の取り壊しである
丹下健三氏の設計になる芸術品でもあるのに
なぜ香川県はそんな芸術品を壊そうとするのであろうか?
瀬戸芸の巡回地の一つに設定して
昔の古い建物ではあるが
”丹下健三氏の設計した船型の体育館であり、世界においても唯一無二であり
 今なお芸術品としての価値は計り知れない”というキャッチフレーズで
売り出せば
途方もない価値を知って、世界中の芸術愛好家がもっと香川県を訪ねようとすると
想像するのだが
一地方自治体の為政者や県庁職員の中には、本当の意味で芸術愛好家という人は
存在しなかったということだろうか?

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Last updated  2026/04/18 09:25:05 AM
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