営団地下鉄(東西線)竹橋駅の思い出
営団地下鉄(東西線)竹橋駅の思い出 南風一今から約50年前私が大学生になって東京に住むようになって(東京といっても武蔵野の片田舎に過ぎなかったが)神田の古本屋街を訪ねるとき当時は営団地下鉄(東西線)と呼んでいた地下鉄の竹橋駅で下車して毎日新聞社の地下街を通って外に出ると皇居のお堀があって首都高の竹橋入り口の前の横断歩道を通ると右手に丸紅という商社が見えてその角を曲がると神田一橋が見えてまだ一橋講堂が残っていた竹橋駅から出て神田一橋とは逆方向の右手へ行くと東京近代美術館があったたまにそちらの方を訪ねることもあった地下鉄竹橋駅の地下街を歩いているときや竹橋駅から外に出たときに感じた違和感は一種特別なものだった当時は一介の大学生に過ぎないということもあったであろうがそんなことより人ごみに塗れて多くの人たちの中の一人に過ぎないという孤独感まだ何者でもなく東京という昼間人口1千万人の中の一人に過ぎない私という存在沢山の街中を歩く人たちの中にあって私の存在を見知っている人は一人もいないという絶望的な環境そのくせ街を歩く人たちはサラリーマンにしろ近くの住民にしろ彼らは仕事や生活という理由があってせかせかと街中を忙しく歩いていく他方で私は特に仕事や事業など何一つしていないし竹橋駅界隈を歩いている人々の中で一番暇で取るに足りない人物に過ぎないのではないか?という絶望に似た疎外感地方の田舎から東京の大学に入学して神田界隈の古書店街を訪問するたびに感じた疎外感66歳になって東京メトロ竹橋駅を訪ねることもなくなったいつか竹橋駅を訪ねたらまだ19歳の青二才に過ぎなかった私に出会えるかもしれない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング