【山水に遊ぶ-江戸絵画の風景250年】
片道一時間以上かけて初めて行った府中市美術館。静かな公園のなかにあって、こじんまりしていてきれいで、いい雰囲気でした。二枚看板のひとつ、若冲の展示が終わっていたせいか休日でも空いてて 見やすくてラッキー。お目当ては、今の私の絵の想い人、蕭白先生。「月夜山水図屏風」。やっぱりビリビリきますねーーこの屏風を見ながら晩酌して、この屏風に囲まれて眠ったら最強のトリップができるわ(近江神宮にあるので、ムリですが)。どこのパーツをとっても、いっくらでも見ていられる。花押みたいなのも。見るとどんどん、引き込まれる・・・プリンターで印刷したような「山水図」。コンテンポラリーです。これからも蕭白先生は追っかけて行きますわ。司馬江漢「七里ケ浜図」「馬入川富士遠望図」岸駒「芙蓉峰図」そして小田野直武「岩に牡丹図」これも衝撃的。まだまだ知らない日本画。新鮮でした展示には「近頃は山水を描いた作品があまりない」というようなことが書いてあったけど。今は、携帯カメラやデジカメでぱちっと撮ってPCで加工してとか、誰でもお手軽に遊べるから。敢えての「絵画」だと、ハードル高くなってる気がします。