【皇室の名宝 ― 日本の美の華(第1期)】
お目当ては、よっつ。「唐獅子図屏風(狩野永徳、常信)」UPでみると、獅子の渦巻きのうねりが迫力です。常信加筆の左隻はお初でございました。「西瓜図(葛飾北斎)」北斎80歳の作品。包丁の刃先は青光りして、布巾から透ける赤い果肉。でろんと干された皮。七夕にちなんでるという解説もありましたが、ナマでみるとガッツリきます。「花鳥十二ヶ月図(酒井抱一)」心和む季節感。あー、本当であれば、これにゆったり浸りたい・・・しかし、メインはもちろん 「動植綵図(伊藤若冲)」 with 「旭日鳳凰図」 コーナーが全部若冲のミクロコスモス。30作品がどーーんと並んでいるのは、かなり贅沢かつ壮観。完全、別世界でした。それはも--う、テンション上がりましたね。特に2章の方は、皇室ご献上を前提としたアートなのでそれを観てからだと余計に異質。「旭日鳳凰図」は、刺繍か織物かぐらいの鮮やかさで豪華絢爛、かつちょっとエロい「動植綵図」は、30作品でワンセット。1枚1枚が大きいし、細密だし、10年で完成できる??さいとうたかをのようにチームがあった??と思ってしまう。貝、虫、棕櫚、南天、蓮、雁・・・・30作品全てにツボどころがあってどれもステキなんだけど究極の1枚はやっぱり「群鶏図(絵ハガキより、頭キレてるけど)」。 言ってしまえば,鶏が13羽だけです。挑戦的。でも、若冲の鶏ですから、極めてます。さすが自分で飼ってただけあるなぁ。うふふ・・だったのは「老松白鳳図↓」 くっきりしたハートの形と、ナイスな色遣い。時代を感じないのか、超越しているのか。作品リストはここ↓http://www.tnm.go.jp/jp/exhibition/special/200910koshitsu_list.html#1会場のチラシで、うれしい発見。来年の5月には、千葉市美術館で「白象群獣図」を見れます!!でも、MIHO MUSEUMにも行きたいなぁぁぁ