2019/07/20(土)07:26
マシュー・ボーンの「Swan Lake 」
良い舞台を観てると、ココロの凝りがほぐされる。展開される世界が、考え方のクセや澱みを洗い流してくれる。
新しいエネルギーが入る。
一種、セラピーだ。
前回の来日公演でも衝撃を受けた「Swan Lake」。ジョナサン・オリビエさんはその後、交通事故で他界されていたとは。
今回のキャスト(撮り方が雑過ぎ)
ロイヤルからのマシュー・ボールのSWANと、ドミニク・ノースの王子。
女王と執事はアフリカ系のダンサーさん。気品がハンパない。
王子の愛し方が分からない女王が切ない。
キチンと育てなければ。
自分も女王らしくしなければ。
(しかし、心の寂しさは若き男子で埋める…w)
マシュー・ボールは、顔立ちがポルーニン系(マズいぞ、好きな系だ)。
背中の筋肉が雄弁。肩甲骨は白鳥の翼だ。
そして、幕には羽ばたいて飛ぶ白鳥が投影されている。
あー。そうだ、白鳥は飛べる。
どこかへ飛び立つことか出来るのだ…。
自由になること。
易しい道ではなくてもありのままの自分を生きること。
マシュー・ボールは、「リトルダンサー」を観てスワンに憧れていたとか。王子とのコミュニケーションが素晴らしい。繊細さと力強さが自然に両立。パ・ド・ドゥは素晴らしいの一言(号泣)。
鎌田真梨さん、伊藤梢子さんのお二人も素晴らしい!
しばらく余韻にどっぷりです。