にわか四国遍路(11)―宇和島駅~明石寺
★にわか四国遍路(10)に戻る2011年6月5日。ふと、遍路を歩く機会に恵まれた。続けて打っていこうと思うのだが、もはやそのような悠長なことは言っていられない。歩けるうちに歩かねば。宇和島駅スタート。↑南予特有のスコールみたいな雨(愛媛県宇和島市)だらだらと長い坂を根無川沿いに三間方面へ。 ピークを超えると視界が開け感動の光景が見えてきた。 「あぁぁぁぁ、三間盆地だ!!!」 盆地を見て興奮するのも歩き遍路の醍醐味である。(笑) ↑三間盆地 三間は南予屈指の穀倉地帯である。↑お寺と思いきや鳥居。これぞ神仏習合。 三間の龍光寺は、神仏習合が色濃く残る。 通称「三間の稲荷さん」と呼ばれている。 ★四国霊場四十一番札所・龍光寺本堂(愛媛県宇和島市三間町) ここから、次の仏木寺(ぶつもくじ)までは、若干の距離がある。 ↑仏木寺の鐘楼は茅葺 ★四国霊場四十二番札所・仏木寺本堂(愛媛県宇和島市三間町)ここで妙な足の痛みを感じた。アスファルトを登山靴でずっと歩いたせいだろうか。 三間から宇和へ抜ける道は「歯長峠(はながとうげ)」といって難所である。由縁はその昔、東国武士の足利又太郎という人物がこの峠の頂に庵を結んだそうだ。この足利又太郎という人物の歯が長かったので、歯長峠というそうだ。 ↑辛いのは最初だけ!! そしていざ、絶頂。↑歯長峠 ほんとうは吉田の海が見えるはずなのだが、何にも見えない。 ここから7キロ。卯之町は近いはずだが、肱川沿いに延々と道をゆく。 どうして卯之町に肱川が流れているのか地形的にまったく理解できなかったが、卯之町から野村に流れて、そこから大洲、長浜へとU字に肱川は流れていることに地図を見てやっと理解できた。 そして宇和の明石寺(めいせきじ)へ!!★四国霊場四十三番札所・明石寺本堂(愛媛県西予市宇和町)やっとこさ、明石寺に着いた。次回は卯之町から旅をつづけよう。 ●本日の歩行距離・・・23,8キロ●総歩行距離・・・189,5キロ(四国遍路全行程の約13%)★にわか四国遍路(12・前編)に進む