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ブログ版 南堀江法律事務所

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Bar UKからのお知ら… うらんかんろさん

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2007/05/06
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カテゴリ:ラジオでのお話
連休はいかがお過ごしでしたか。
前回の日曜日のラジオの話を書き忘れていましたので書きます。
前回は、寄せられたお葉書の紹介となりました。
医療過誤訴訟で大きな病院を相手に勝訴したときはどんな気分でしたか、といった質問でした。たしか、この番組が始まって間もないころに、医療過誤訴訟で1審敗訴した事件を2審で逆転したといった話をしました。

私、ラジオやホームページでこの裁判の話をたまにしますが、決して病院や医師を訴えるのが好きとかいうわけではありません。
ただ、私が担当したケースで唯一「判例時報」(判例を紹介する雑誌で、注目判例が掲載される。判例誌の中ではたぶん最も権威がある)に載った事件で、話のネタにできるのはこの事件しかないのです。

で、2審で逆転勝訴したときの気分ですけど、実は信じられませんでした。ラジオでも言いましたが、本当は負けると思ってました。

私たちは、民事事件の判決言渡しを実際に法廷で聴くことは、あまりありません。判決文はあとから取り寄せます。
だから、社会的に注目された事件でもなければ、判決言渡しの際は法廷に誰もいないことも多い。でも、判決言渡しは公開法廷でしないといけないと憲法(第82条)に定められてあるので、誰もいない法廷で裁判官が一人判決文を朗読する。たいていは「主文」(結論)だけで、理由の朗読は省略されることは多いですが、それでも面倒といえば面倒な話です。

私が司法修習生のとき、裁判官が、法廷に誰もいないのを見て、「今、電光石火の速さで判決を読み上げたんだけど、聞こえた?」と聞くので、「いいえ」と答えると、「仕方ないなあ」と裁判官が面倒くさそうに判決文を読み上げ始めたことがありました。

話がわき道にそれましたが、弁護士は普通、民事事件の判決言渡しは聴きにいかない。
ただ、結論(勝訴か敗訴か)は気になるので、事務員さんに、裁判所書記官に連絡を取って「主文」だけを教えてもらうという便宜を図ってもらいます。

で、冒頭の医療過誤訴訟の判決言渡しの日、私は外での仕事を終えて夕方に事務所に戻ってきて、判決は昼すぎに出てるのはわかっているから、「控訴棄却」(敗訴)の結論を聞かされるのだと思っていると、事務員さんが興奮ぎみに、「すごいですよ、先生!」とやってきて、「被控訴人○○は控訴人○○に金○千万○○円を支払え…」との、請求が認められた主文を聞かせてくれたのです。

私は、勝訴したとわかるまでにしばらくかかりました。私にとっても意外だったので。
たとえば、ボクシングの試合をやってて、負け覚悟で手を振り回していたらヒットして、知らないうちに相手が倒れていた、そんな印象でした。

あとから判決文を取り寄せて、中身を確認しました。
この判決は医療現場では賛否あるみたいですが、私は、仕方ないのかな、と思っています。判例時報の解説でもそう書かれていました。事件と判決の中身にはここでは触れませんが、ご興味があれば判例時報 第1850号65頁をあたってください。





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Last updated  2007/05/06 12:01:33 PM
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