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カテゴリ:ラジオでのお話
今週は何かと慌しくて、更新が飛び飛びになりました。
それでも、なぜだか今週はアクセス数が非常に多いです。更新のない日でも。 「自動巡回」を差し引いても、かなりのアクセス数です。更新を期待して見てくださっているのだとしたら恐縮です。 今週の最後に、週はじめのラジオでお話ししたことについて触れます。 最近の新聞、悲惨な刑事事件が依然多いですが、一つの特徴として、集団で暴行して死に至らしめるというパターンが結構ある。 集団での暴行が行き過ぎて、というケースは昔からよくあるのですが、それはなぜか、という話です。 回答は単純で、一人だとそこまで突っ走らないのですが、集団だとお互いが虚勢を張り合ってしまうからです。 ある人を集団でリンチすることになった。自分はあまり乗り気ではないけど、いろんなしがらみがあって、また参加しないと怖気づいたと思われて参加する。 暴行の際にも、手加減するとか、もうこの辺でやめようと止めるとかすると、「ビビッている」と思われる。少年を含め、若い人たちの仲間うちではこの「ビビッている」と思われるのが最大の恥辱であるらしい。 それで、誰も止める者がいなくて、行き着くところまで行ってしまう。 司法修習生のころ、刑事事件の勉強をしていてグループでの傷害致死事件の調書を何件か読みましたが、グループ全員がこういう心理状態のまま突っ走り、被害者が死んだのに気づいて皆、放心状態になっている、といったものばかりでした。 弁護士になってからは、少年事件でグループでの暴行事件なども何件か担当しましたが(死んでしまった事案はまだ担当したことがない)、面会に行ってみると、いかにも気弱そうな普通の少年であることがほとんどでした。 グループになると暴徒化するとは信じられないような少年ばかりでした。 若い人には、何が生き方としてカッコいいのか、それを改めて考えてほしい。 グループで人を傷めつけることの何がカッコいいのか。「ビビり」と言われようが悪いことに関わらない、または引き返すことの「臆病さ」を持つことこそが、カッコいいことではないのか、そんな話をしました。 私自身も臆病者で何とか今日まで生きてきたと思います。臆病なので今後も、自分の事務所を大きく拡張するとか、新規事業を手がけるとか、そういうことはたぶんしないと思います。 他愛のないブログでも書きながら、細々と弁護士業をやってまいります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/09 10:57:32 AM
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