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カテゴリ:判例、事件
今朝の各紙から。
大阪国税局の職員が、大阪・北新地の高級クラブで格安料金での待遇を受けていた問題で、職員らに対し、最高で停職3か月、それ以外にも減給や戒告の処分をしたと。 どんな待遇を受けていたかというと、 1回いくとだいたい3万円のところを、5000円から1万円にしてもらっていたとか。 3万円か。まさにクラブって感じの料金です。私が行くとしたら、せいぜい1万円のラウンジかスナックですね。 それから、その中心となった40代の職員は、クラブのママと一緒に鉄板焼きの店に連れていってもらって、4回で計5万円分ほどごちそうになったらしい。 1回あたり1万円強の食事か。北新地なら普通でしょうか。でも私が北新地で食事するとしたら立ち飲みのヤキトリ屋なんかで2000円くらいです。 タクシーチケットをもらったことがあるらしい。 自己責任で夜遅くまで飲んだのだから、自分のお金でタクシーに乗ればいいのに。 ホステスさんからネクタイをプレゼントされたこともあるらしい。 あ、これは私にもある…。 国税局側は、これらのせいで税務調査に手ごころを加えた事実はないとしているようですが、全くもって、恥ずべきことです。 何がって、こういう夜の世界では、金は気前よく使ってこそ値打ちがあるんです。 バーやクラブは「見栄を張る」ところでもあります。公僕として云々、というのはもうこの際どうでもよくて、安くしてくれるから通うという彼らの性根が、たいへん恥ずかしく感じます。 クラブ側も、どういう意図でこんなことをしていたかは知りません。 クラブのやったことは「贈賄」にあたる可能性もありうるのでしょうけど(特に立件はされないみたい)、「接待」との線引きはなかなか難しいかも知れません。 私自身も上記のとおりネクタイくらいならもらったことはありますし(私は公務員じゃないからいいんです)。 でも料金のあからさまな値引きはおかしい。店にとってはお金を落としていく客がいい客のはずで、クラブに座って5000円や1万円程度しか落とさない客は普通に考えていい客ではありえない。 そんな客を度々歓待していたとなれば、「他の何か」(つまり手ごころ)を求めていたのだと勘ぐられても仕方ないように思えるのです。 何だか取りとめなくなってきましたが、やっかみ半分だと思って聞き流してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/23 10:41:00 AM
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