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カテゴリ:判例、事件
昨日の各紙記事からですが。
ゲームセンターに置いてある腕相撲マシンで、数か月間で3人もの人が腕を骨折していたらしい。 腕相撲で腕を骨折することが、実際よくあるのでしょうか。 昔、シルベスタ・スタローンの「オーバー・ザ・トップ」という映画がありました。 スタローンが腕相撲大会のチャンピオンを目指すという、スケールが大きいのか小さいのかよくわからないアクション映画でしたがそこそこヒットし、日本でも腕相撲大会がよく行われた記憶がありますが、そのころに腕相撲で骨折したという話は記憶にない。 「オーバー・ザ・トップ」と聞いて「ああ」と思い出す人向けにもう少し付け加えると、初期の「北斗の拳」で、ケンシロウと腕相撲した悪者が腕を骨折するシーンがありましたが、あれはあくまでマンガでした。 機械相手だと骨折してしまう理由はよくわかりませんが、一つには、機械は加減を知らないということがあるかも知れません。 「人vs人」の腕相撲なら、駆け引きもあって、相手の力に合わせてこちらも力を出していく、ということをするけど、機械にはその加減ができずに単純に力をかけていく。 この「加減を知らない」のが機械の怖さです。 話は飛びますけど少し前には、どこかの駅のエスカレーターのステップ壁面部に穴が開いていて、そこにサンダル履きの女性が足の指を詰めて切断した、という事故がありました。 あれも、「黄色い線の内側」に立っていれば生じえないことのように思えて、いま一つよくわからない事件です。 でも事件直後にその駅でテレビニュースのインタビューを受けていた人は、 「安全なものだと思ってたんでビックリしましたあ」などと言っていました。 この、加減を知らない機械を無条件に「安全なもの」と思って油断するのもまた、大変おそろしいことであって、腕相撲マシンの話に戻りますと、この「油断」が骨折事故のもう一つの原因でしょう。 腕相撲マシンは過去にもありましたが、なぜ最近になって骨折事故が相次いだのか、もしかしたらその機械に問題があるのかも知れませんが、機械に対し油断する人が増えたのも原因かも知れません。 いちおう弁護士のブログなので、こういうときに腕相撲マシンやエスカレーターのメーカーに法的責任が問えるかどうかということを検討します。 いずれの事件も具体的状況は知らないので一般論で言ってしまいますが、こういうものに危険が潜んでいることは誰でも認識できて然るべきで、使う側でも相応の注意をすべきであって、ケガの一事をもってただちに賠償責任が発生するとは言えないと考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/23 07:47:33 AM
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