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カテゴリ:事務所の日常
今週はなかなか、ブログを更新する時間がありません。
更新を期待してくださっている方には申し訳ないですが、一方で、「毎週末に更新分をまとめて見るのを楽しみにしています」と言ってくださる読者の方も何人かおられて、それを考えると、あまりたくさん更新すると「まとめ読み」が大変なのかな、とも思います。 というわけで(ホントは私の手抜き)、今回は軽く事務所風景を書いてみます。 最近は、遠方の裁判所の仕事が増えてきました。 相談者からたまに、「東京の事件ですけどお願いできますか」と聞かれたりします。 弁護士は、いずれかの都道府県の弁護士会に所属していますが、たとえば大阪弁護士会に属しているから大阪地裁の裁判しか扱えない、ということはありません。 依頼さえあれば、全国どこでも行きます。 もちろん、交通費や日当は請求することになりますし、時間的制約から「明日、札幌地裁の裁判に出てくれ」と突然依頼されてもお断りすることになるとは思いますが。 インターネットが普及して、いまや情報は瞬時に世界をかけめぐりますが、裁判の世界は未だアナログ的です。 近年は電話会議やテレビ会議システムも導入されてきてはいますが、多くの事件において、弁護士が法廷に行かないと話が始まらない、というのが通常です。 さて先日、ある事件で東京地裁に行ったときのことです。 その日の法廷が終わって、裁判長と双方の弁護士とで、次回の裁判期日を決めることになりました。 私は大阪から東京に行くので、1日まるまる空いている日でないとお受けできないため、なかなか双方の都合のあう日が決まりません。 相手方の弁護士は東京の方で、こちらを気遣って「次回の弁論は電話会議でやりましょうか」と裁判長に提案してくれました。 その事件の裁判長は、割りとクールに審理を進めていく印象の方だったのですが、そこで初めて苦笑しながら 「いやまあ、当事者で膝を突き合わせてみないと分からないこともあるでしょうからね」 と言い、当面は電話でなく法廷で審理を進めることになりました。 裁判所がいつまでもアナログなのは、人と人の間の紛争という、どんなに時代が進展してもなお人間くさくてアナログなものを扱っているからなのだと思います。 ということで、明日(25日)も朝から関東のとある裁判所に行きますので、明日も当ブログの更新はない見込みです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/24 06:37:47 PM
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