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テーマ:心の病(7589)
カテゴリ:本
The Great Connection / アーニー・ワレン著 の訳本(ディスカヴァー・クリエィティブ訳)。
「本書は、主人公であるボブ・ハサウェイが人との-とりわけ自分自身との-関わり方を学んでいく物語である。あなたはこの本の中にあなた自身を見るだろう。そして、自分自身がどんな人間なのか、自分が本来の力を発揮できないのはなぜなのかを知るだろう。」 以上、「はじめに」より引用。 「上司からの無理な要求に悩み、川辺にたたずむボブのかたわらに、いつかひとりの老人がいた。『あなたは自分に満足していますか?』その老人の問いかけは、ボブの人生を大きく変えることになった-」 以上、表紙より。 このような類の本は物語ではないのが普通ですが、この本はストーリーがあるので読みやすい。そして、中味は示唆に富んでいます。 「成功の秘訣は、全面的に自分を信じることだ。 自分がどんな人間かも分からないのに、どうして自分を信じられる? 自分を知って初めて、自分が信じられるんだ。」 クレイター先生の言葉は重みがあります。 自分を認め、自分を信じることができれば、相手を認めることもできるでしょう。 「人に合わせる人生はもうやめるんだ。 きみにしかない長所に目を向けなさい。 きみはきみ自身にならなくては。」 クレイター先生の言葉によって、主人公のボブは自分の道を歩み始めることができ ました。 自分を信じることができず、受け入れることができないと、アンビバレントな感情が生じたり、心の病に陥りやすいようです。 次のステップに進むには、まず現在の自己を知り、ありのままを受け入れるところから始めなくてはならない。そんなことを初めとして、いろんなことを教えてくれる本です。 この類の本は教説的になってしまったりすることも多いのですが、これなら一つの物語としても読めるのでお勧めです。
Last updated
2007.09.23 20:36:06
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