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カテゴリ:紀行
2月に学会でウィーンに行ってきました。
いくつかのウィーンの地を訪れるだけでも、その威厳と落ち着きのような独特の 雰囲気を感じることができました。実際に行ったことはありませんが、他の ヨーロッパの都市とはまた少し違った雰囲気なのではないかと想像します。 町は日本の同規模の都市と比べると、ごみごみした感じや雑然とした印象がなく、 よくまとまった町だなという感じです。移動は市電が改札もなく、自由に移動 できるので便利です。 そんなに大きな町ではないのに(人口は神戸市より少し多いくらい)、この町は いろんな面で世界の中の独特の位置を築いてきたところだということが、随所に 伺えます。 2004年12月のBlog で書きましたが、 「アメリカにはたんに空間があるだけだ。 ヨーロッパ諸国は時間のうえに築かれている。」 (ベルナール・ファイ 「アメリカ文明論」) という言葉もある程度うなずけました。 しかし、一方で、時間に縛られているという見方もできるかもしれません。 現在のウィーンはあたかも「過去に流れていた時間が止まっている」かのような 印象があります。しばらくは大きな変化はなさそうです。 その変化のなさを、落ち着いて心地よいととらえるか、物足りないと感じるかは 人それぞれでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.27 10:43:34
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