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初心者が少額でどこまで行けるか?アラフォーからの実録投資ブログ

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2022.03.19
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ブログタイトルの少額投資とまったく関係ないのですが、マンガの「中間管理録トネガワ」を読み終わり思ったことを記すことにしました。いちおう解説しますと「中間管理録トネガワ」は「賭博黙示録カイジ」のスピンオフ作品です。「賭博黙示録カイジ」に登場した「利根川幸雄」を主人公にしたギャグテイストのマンガです。

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「トネガワ」はアニメ化もされています。川平慈英のノリノリなナレーションも秀逸ですのでぜひ(^^

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トネガワといえば「焼き土下座」なのである

「賭博黙示録カイジ」においてEカード勝負でカイジに敗れ、所属する帝愛グループ会長の兵藤和尊(かずたか)が考案した謝罪方法「焼き土下座」をすることになったトネガワ(利根川幸雄)。

焼き土下座とは、高温に熱された鉄板の上で土下座をすることだ。ステーキなどを焼く鉄板を、人間が土下座できる大きさにつくったものイメージだが、その温度は200度ほどあるといわれている。土下座なので、手足さらに頭を鉄板にしっかりと着けなくてはいけない。謝罪どころか重度の火傷、生命の危険すらある拷問といえるが、極限状態に置かれた人間の振る舞いを見物することを楽しむ兵頭が考え付きそうなことである。

もちろん、その恐怖から焼き土下座を素直に行う人間はおらず、全力で拒んだり、立ちすくみ動けなくなったりする。しかしいくら抵抗したところで、結局は黒服数人に四肢をガッチリ掴まれ、身動きできない状態で鉄板に乗せられ、力づくで土下座の姿勢をとらされることになる。もしくは、「土下座強制機」によって、焼き土下座をすることになる。

「強制土下座機」とは、磔られた状態で体をベルトで固定され、徐々に体を倒すことで強制的に身体を鉄板につける道具だ。これまで焼き土下座を強要された人間はすべて無理やり磔られ、「土下座強制機」によって行われたそうだ。ちなみに、すべて手動なのか電動なのかはわからない。電源コードやコンセント口のようなものはなさそうなので、手動かもしれない。ただ、張り付けられた人間が鉄板の向きにスライドする機能が付いているので、もしかしたらバッテリー内蔵型か電池で動く仕組みなのかもしれない。

さて話は戻って、これまでは、自身の意思で熱された鉄板に乗り土下座をした人間はいなかったということになる。ただ焼き土下座は兵頭によると「誠意があればできる」とのこと。また、その誠意を表す時間は10秒とされる。真っ赤に熱された鉄板に触れることすら普通の人間には無理だというのに、10秒も手足そして額をつけるのはいくら誠意があってもできるわけがない。つまり、誠意はあっても恐怖が上回ってそれどころではないということだろう。当たり前だが。

しかしながらトネガワは、「土下座強制機」に頼らず、自身の意思で鉄板に乗り土下座をし、しかも12.47秒(原作コミックによる)もの間、高熱の鉄板上で耐え抜いたのだ。帝愛(というより兵頭)にその身をささげたトネガワが示した誠意そのものだが、これを中間管理職の悲哀と表現するにはあまりに残酷である。

「土下座強制機」はスピンオフ作品でバーベキューツールとして登場

ちなみに、「カイジ」のスピンオフ作品である「中間管理録トネガワ」内でも「土下座強制機」登場する。トネガワチームが社員旅行先で行ったバーベキューツールとしてだ。トネガワが旅行先に持ち込んだ肉を焼く道具として、帝愛が所有する保養所から引っ張り出してきたのが「土下座強制機」だったのだ。もちろんトネガワは、それの本当の使い道は知らない。知らずに、肉を焼くのに便利なツールだとして部下たちに肉をふるまっていたのである。スピンオフであり、パラレルワールド作品である「トネガワ」だが、もし世界がつながっていたとしたら・・・。焼き土下座の瞬間にトネガワが思い出したのは「この器具は保養所で見たあれでは!!!」となったのだろうか。

焼き土下座の後、トネガワはどうなったのか

「中間管理録トネガワ」は、気分屋でありすぐに激情する兵頭への対応、部下である黒服たちの管理に苦労する中間管理職の姿が描かれる。しかし、スピンオフ作品である「中間管理録トネガワ」でみせるトネガワは、原作で見せるような冷徹で狡猾な人物ではなく、優秀なビジネスマンでありながら部下思いの人間味あふれた中年として描かれている。

さて、Eカード勝負に敗れ、焼き土下座で会長への誠意を見せたトネガワは、廃人になったとされている。では廃人になった後はどうなったのだろうか。
「中間管理録トネガワ」の最終話では、南波照間のビーチと思われる場所で一人たたずむトネガワの姿が描かれている。そこから推測するに、トネガワは廃人の状態からは脱したのではないだろうか。

10秒を超える焼き土下座で廃人、重度のPTSDに?

12.47秒もの焼き土下座で負った傷は計り知れない。重度の火傷による身体的ダメージはもちろん、精神的にも極限であったことが想像され、精神的なダメージも考えられる。廃人になったというのであれば、重度のPTSDになっていることも考えられる。
思うに、トネガワは重篤患者として長期入院することになったのではないだろうか。集中治療室にいた期間も長かったかもしれない。重度の熱傷を負った頭や手足の皮膚の移植手術が行われた可能性も高いだろう。鉄板に額を付けたものの、脳への損傷はかろうじて免れたというところだろうか。

また、廃人になったということから、身体的なキズが癒え、一般病棟にうつったとしてもベッドの上で何も考えることなくボーっと過ごす日々だったのではないだろうか。地獄のような制裁によって負ったPTSDが簡単に癒えるとは思えない。そこで考えてみたのだが、あのチームトネガワの黒服たちのことだ。

上司の「焼き土下座」を知ったチームトネガワの黒服たちの反応を想像してみる

Eカード勝負でトネガワが敗れ、焼き土下座によって会長へ謝罪したことを知った際には、誰もが計り知れないショックを受け泣き崩れ、慟哭したのではないだろうか。トネガワチームの黒服たちは、トネガワを信頼し、親しみを持ち、尊敬を抱きながら働いていたと思われる。今すぐにでも勝負が行われた場に行き、トネガワの安否を確かめたかったはずだ。かつて会長付きの黒服として「土下座強制機」の存在を、他のトネガワチームメンバー以上に知っていた黒服たちのリーダー的ポジションの山崎は、その思いがより強かったかもしれない。

ただ、黒服たちには何もすることができない。兵頭会長の圧倒的な独裁企業で、ブラック以上に「漆黒」とされる社風では、彼らが与えられた仕事を放棄し、独断で行動することなどはほぼできないのだ。

しかし、おそらくトネガワが緊急搬送され、病院で治療を受けている間も黒服たちは上司の容態を常に聞きかけていただろう。トネガワの入院先を調べ、今どのような状態なのか情報を共有し、時間を見つけては見舞いをしていたのではないかと思う。それは、トネガワが失脚し、チームが解散した後も行われていたはずだ。チームの黒服全員が「トネガワ先生の回復」を信じつつ、欠かさず見舞っていたと想像する。

焼き土下座という正気の沙汰とは思えない制裁方法によってトネガワは肉体的なダメージを負い、重度のPTSD患者となったと推測するのは先で述べたとおりだ。そういえばコミック内では階段から落ちて一時期、記憶喪失になったこともある。ただ、そのときは少しして回復し部下たちの名も思い出したようだが、焼き土下座はその比ではない。記憶どころか、意識や感情すら吹っ飛んでしまうほどの衝撃だろう。まさに「真っ白」な状態が続いたあと、ひとまず精神的な落ちつきを取り戻したようで、焼き土下座がフラッシュバックするのではないだろうか。当時を思い出し怯え泣き崩れるのか、それとも絶叫するのか・・・、それは当人しかわからない。

一方で、トネガワの常人を超える気力体力、また黒服たちの献身が奇跡的な回復につながったのではないだろうか。一般病棟に移った後もおそらく会話せず、目の焦点もあわなかった利根川が徐々に生気を取り戻し、目に光が灯り、管理職時代を思わせる言動が見られるようになり、退院できる状態までなったのではないか。そして、退院後の療養生活の場として選ばれたのが、帝愛の支社があり、トネガワ自身も勤務経験のある南波照間だったのだろう。南波照間への移送がトネガワ自身の考えなのか、黒服たちの提案なのか、帝愛の王・兵頭の指示なのかはわからない。

トネガワは回復途上か?

「中間管理録トネガワ」の最終話で描かれるのは、焼き土下座事件から数年後、山崎がトネガワに宛てた手紙の内容だ。つまり、山崎はトネガワが今どこでどのように過ごしているかを把握している。そのうえで手紙を送り、トネガワチームだった黒服たちの近況を伝えているのだ。そしてそれは、トネガワが廃人だった状態から、少なくとも手紙が読めるようになり、また自身の足でビーチに立つまで回復していることを意味する。

手紙の主が「中間管理録トネガワ」開始当初、トネガワのやり方に不満を持ちつつも徐々に態度を改めチームのリーダーとして目の前の仕事に邁進し、後にトネガワから幹部候補に推挙されるまでになった山崎というのがまた涙を誘う。

「焼き土下座後」のトネガワもまた「途中」なのである

それはトネガワが人間として終わっていない、まだ人生の「途中」であることの証明だ。日本最南端の南波照間という場所ではチームのメンバーが一堂に会することは簡単ではないだろうし、トネガワの心身の状態もまだわからない。しかし回復途上にあるトネガワはおそらく、元部下たちのSNSの裏垢をチェックし、それぞれのステージで奮闘するメンバーの書き込みに目を細め、変わらぬ出来の悪さを嘆かわしく思いながら、そして、まだ残るであろう精神的・肉体的ダメージと戦いつつ、従来のパワーを取り戻すための挑戦を続けているのではないだろうか。

秀逸なスピンオフ作品を読み終わりなお、いつかチームトネガワの同窓会が見たい、と思うのである。


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最終更新日  2023.03.06 22:29:54
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