誘いの果実

　明日４月１日に木を植える気分になりました。

長野では季節の切り替えの日という感覚になるようです。

タイヤの履き替えも済ませるし、種も蒔くし、接木もして、木の植え替えもします。

区長の任期も今日で切れ、明日からは「公人」ではなくなります。

ですから、気分一新の為に美容院へ行きカットしてもらいました。

２０年ぶりに「ビッグコミック」のマンガを読みました。

見習いの子の練習台になるのですから、話しかけないように気を遣ったのです。

今日の予定は何分で仕上げますか？

３０分を目標にします・・・そう言いました。

前回も、そう言いましたが、４５分かかったのです。

で、１時間を越えて終わりました。

進歩・上達してるのかな？


美容院には、朝の１０時から来てる男の客が居て、夕方６：００に帰りました。

なんか～　家に帰りたくないから暇つぶしをしていたとか・・・いるんですな～

そういう男が・・・増えてるようです。

家に帰りたくないというのが・・・

私の従兄弟も車の中で一時間くらいぼ～～～としてから玄関の戸を開けると言ってました。

家の中が居心地悪いのか、気持ちの切り替えに手間取るのか、理由がよく分からないのです。

多分、家の中は奥さんと子どもの世界となっていて自分の場所が無いように思えるからじゃないかと推測いたします。


夜の１１時前には帰ってくるなと奥さんに言われてる知人も居りますが、これも毎日となると時間のつぶし方で困るんじゃないかな。

結局、愛人宅を用意することになったみたいですから、工夫の結果でしょうか？


自分の宅地に「別荘」を建てる人も居ますね。

切り離された自分の空間に居たいから・・・これは私にとっても切実な問題でした。

本を読んでる時に話しかけられる・・・どれほどモメタかわかりませんです。

必ず、集中してる時にジャマされるというのが分かってますから、腹が立つ＠＠

今は、現実に引き戻してくれる綾の手と思い、余裕的理解を示してますがね。

私の場合は一日が畑で一人の時間を楽しめるので、家の中が「針のムシロ」でも許容できるのですが。

サラリーマンは自分の時間をとるのが大変でしょう。

美容院で８時間過ごしても、自分の時間というより「仮の時間」みたいなものです。

お客さんが多ければ、雰囲気的に追い出されてしまいますから仮の時間なのです。

晩年になって、自分の一生は「仮の人生」だったな～　などと思うことの無いようにしたいものです。