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ねぼすけの読書感想日記

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ねぼすけ2004

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2011.03.12
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カテゴリ:書評

著 者=ショーン・B・キャロル(SEAN B. CARROLL)
訳 者=渡辺政隆、経塚淳子
書 名=シマウマの縞 蝶の模様 エボデボ革命が解き明かす生物デザインの起源
原 題=ENDLESS FORMS MOST BEAUTIFUL The New Science of Evo Devo
発行所=光文社
発行年=2007.4
評 価=★★★★★



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エボデボとは、EVOlutionary DEVelopmental Biology(進化発生生物学)を意味し、単細胞である卵から何兆個もの細胞でできた複雑な動物になっていく過程を意味する発生を、DNAだけでは説明できない現象を解明する学問である。引いては、進化がどのように起こるかに対する新しい見方を提供する学問と言える。

発生とは考えてみれば不思議なもので、どうして起こるのか自分自身も全く知識がない。その点、本書よりもっと初歩的な書籍を事前に理解した方がよかったのだが、それでもこの研究分野の大事さが理解できる。たとえば、ほぼ全ての動物はどれもみな共通のマスター遺伝子というツールキット遺伝子を備えていることや、そもそも動物の設計はこのツールキット遺伝子の発現方法(DNAのスイッチ)のタイミングによって決められてることなどだ。

ただ筆者の指摘するようにちょっとしたDNAの発現タイミングの違いやタンパク質の違いが、動物の形態・デザインに大きな影響を与えることから考えて、どこまで研究しても解明できないことがまだまだ残されるように思える。やはり生物学において、脳の仕組みと発生の仕組みは、現実はうまくいくにもかかわらず解明するにはわからないことだらけなのだろう。そういったことがよく理解できた。








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Last updated  2011.03.12 17:58:54
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