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書評

2015.01.17
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カテゴリ:書評
著 者=ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ヨルゲン・ランダース
訳 者=枝廣淳子
書 名=成長の限界 人類の選択
発行所=ダイヤモンド社
発行年=2005.3
評 価=★★★★☆

書名としては非常に有名な「成長の限界=Limit to Growth」。1972年にローマ・クラブプロジェクトより出版された「成長の限界」、1992年の「限界を超えて」に続く、本書は30年間をアップデートした2002年出版のシリーズ第3弾となるようだ。シミュレーションによって、地球全体の経済成長はどの程度可能なのかを示したものである。

恐らく、各国の政策当局や経済学者を含めた様々な有識者から、徹底的な無視か容赦ない批判を受けてきたのだろう、文体にしろ内容にしろ色々な言い訳と断定しない表現に満ち満ちている。単純に、素人からも突っ込み所満載の内容である。結局は、エネルギー資源は有限であり人口の食糧を養う土地も有限なので、経済成長なり人口増加していくと、資源調達や食糧生産あるいは環境汚染除去に金がかかり過ぎ、資本が他に回らなくなり崩壊する、らしい。崩壊を回避し持続可能な社会とするためには、人口を抑制し増やさず・工業生産を増やさないよう(=経済成長させない)ことが必要、との言い分だ。違うと言う人もいるかもしれないが、自分自身は読んで内容をこのように理解した。

単純に言うと、資源エネルギー供給・食糧生産・環境汚染除去等への益々増える投資には限界があるので、成長には限界があるということ。結局は、ぐだぐだ言い訳しているが工業生産・人口増加が「ゼロ成長」であることが地球にとって持続可能ということ。らしい・・・。この「成長の限界」支持者にとっては、今の日本は、人口も経済もゼロ成長なので、ある意味、「理想的な持続可能な優れた国」とも言えるかな。加えて、優れた環境技術や「もったいない精神」、災害時にも暴動が起こらない慈愛に満ちた共同体であるし、非の打ちどころがない理想的な国かも。それにしては、日本人の環境活動家も海外の環境にうるさい人々も、日本という国を全く褒めないけど・・・。その点が残念。

また、エコロジカル・フットプリント(=地球の資源基盤と生態系に対して人類が与える環境影響の合計)という言葉を至る所で強調するが、その定義が明らかでない所が、非常にもどかしい。たまに「エコロジカルフットプリントを減らすことを意識しよう」・「世界全体が先進国並みの生活水準になると地球が○個必要」なんて、したり顔で言う人々もいるが、本当に正確な意味を分かって言っているのか怪しい。定義が正確でないデータで出た答えは、全く意味がない。まさしく、Gabage In, Gabage Outだ。



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Last updated  2015.01.18 01:11:51
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2015.01.09
カテゴリ:書評

著 者=ダニエル・ヤーギン
訳 者=伏見威蕃
書 名=探求 -エネルギーの世紀 【下】
発行所=日本経済新聞出版社
発行年=2012.4
評 価=★★★★★

上巻に続き、ようやく読み終えた。これほどの読み応えのある書物は久々である。本当に著者の見識とエネルギー問題に関する深い洞察が読みとれた。下巻は、主に「電気」「気候変動」「再生可能エネルギー」であるが、電気に関する記述は、石油や天然ガス等の資源エネルギーと比較すると歴史的経緯や最新動向もトレースしておらず、不思議と控え目あるいはあっさり過ぎである。その分、気候変動問題や再生可能エネルギー問題は奥深い。

気候変動問題活動は「反成長・反開発の徒党」であり、ローマ・クラブ「成長の限界」報告書と同類項であるそうだ。ただ、ソーラーがほとんど再生可能エネルギーの総称として使われていた1970年代から、再生可能エネルギー=新エネルギーは米・欧州・日本等の先進国の動きについてきっちりまとめている。1973年の第一次オイルショックを受け、米国カーター政権が新エネルギーを始めて盛り上げたが、レーガン政権で縮小した1980年代から1990年代までは、日本がサンシャイン計画・NEDOで新エネルギー開発を引っ張った。欧州でもチェルノブイリ事故とソ連崩壊による東西ドイツ統一の混乱で'91年にドイツで再生可能エネルギー買取制度(FIT)が導入され、00年代からは欧州が政策で新エネルギー導入を引っ張った。'05年に中国で新エネルギー法が成立し、世界最大の風力市場と世界最大の太陽光発電製造輸出国に短期間にのし上がった。これらから言えることは、市場で取引されない再生可能エネルギーは、政策・経済・イノベーションの三つが大事で、日本は1980-1990年にイノベーションで、ドイツは1990-2005年に政策で、2005年以降は中国が経済で優位に立ったことを明確に示し、説明も美しい。本当に良書であった。



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Last updated  2015.01.18 00:04:30
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2014.12.27
カテゴリ:書評

著 者=香山リカ
書 名=劣化する日本人 自分のことしか考えられない人たち
発行所=KKベストセラーズ
発行年=2014.7
評 価=★★★★☆

2014年は、男気のある役者の高倉健や菅原文太が死去した年として記憶される。特に、故高倉健は、取り立てて好きな俳優ではなかったものの、そのストイックで自ら多くを語らず背中で語る生き様については、追悼特集等を見て、人として・男として非常に共感する面が多い。それとは本書は全く違った方向に、日本人は進んでいる事象が2014年に起こったと指摘している。著者曰く、「時代の流れとして、自己犠牲的に働くという生き方は、もう通用しない」。

香山リカの著作は、前回「ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか」でも気付きはあったが、今回もその社会の問題点の切り口が印象的である。2014年に立て続けに起こった、自分のことしか考えられない人たちの典型的な事例として、小保方晴子「STAP細胞事件」、佐村河内守「偽ベートーベン事件」、片山祐輔「パソコン遠隔操作事件」を挙げている。確かにそのとおり、自分のことしか考えない様に日本人は劣化してきているのではないだろうか。もっと言うと、今までいなかったウソが面前で平気でつける人ともいえる「変な日本人」が増殖しはじめたようだ。証拠はないが、確信を持って「SNSが最も影響を与えた」と思う。



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Last updated  2015.01.17 23:30:50
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2014.12.25
カテゴリ:書評

著 者=今野 浩
書 名=あのころ、僕たちは日本の未来を真剣に考えていた
発行所=青土社
発行年=2014.3
評 価=★★★★☆

以前読んだ著者の「工学部ヒラノ教授」が大変面白かったので、本書を読んだものである。内容は、ほぼ自伝で、「あのころ」とは「中曽根内閣のころ」で、「僕たち」とは「筆者および、筆者の仲間である斎藤精一郎氏と野口悠紀夫氏」であり、「日本の未来を真剣に考える」とは「安倍晋太郎総理候補の政策ブレーンとして活動した」ことを意味している。

このように内容は実話であり、「自伝を書けるほどの人は羨ましい」感がある。また逆に、文体は決して「上から目線」ではないものの、どうだ実績はすごいだろう・人脈や付き合う人々は有名人だろうと言った自慢感がないことはない。そういう意味で、この著者の著作は「もお、よい」かな。何をやったかの人であることはわかったので・・・



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Last updated  2015.01.17 19:05:52
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2014.12.24
カテゴリ:書評

著 者=木曽 崇
書 名=日本版カジノのすべて しくみ、経済効果からビジネス、統合型リゾートまで
発行所=日本実業出版社
発行年=2014.10
評 価=★★★★☆

表題にもあるように、日本でカジノを導入する動きについて、国際カジノ研究所所長の筆者がそのしくみ、経済効果からビジネス展開まで全てを述べた本になっている。日本には、パチンコや競馬などの賭博に類するものがあるが、民間が主体となってカジノを行うしくみについて、集客・賑わいや観光・インバウンドの観点から述べた本である。一般書で、ここまでまとまったものはない様に思える。その意味で、非常に興味深く読める。

情報としては、世界のカジノ事業者としてのビッグ4は全て米国の、シーザース・エンターテインメント、MGMリゾーツ・インターナショナル、ウィン・リゾーツ、ラスベガス・サンズ。ビッグ6としては、追加で香港のメルコ・クラウン・エンターテインメント、マレーシアのゲンライン。日本では、今後の新規ビジネスとして興味を持っている企業は、デベロッパーが不動産事業の一環、商社が統合型リゾートでのインフラ・プラント提供先として、また本命のエンタメ系やパチンコ業界などである。

また、パチンコは法律上「一時娯楽であり賭博ではない」と整理され、刑法185条の但し書き適用の業態。3店方式をとり、互いに独立した店の間を特殊景品を循環させることで、「直ちに違法とは言えない」状態で現金化できる合法的しくみが整っている訳である。



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Last updated  2015.01.17 18:25:24
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2014.12.14
カテゴリ:書評

著 者=V・S・ラマチャンドラン
訳 者=山下篤子
書 名=脳のなかの天使
発行所=角川書店
発行年=2013.3
評 価=★★★★★

著者の本は、以前に「脳のなかの幽霊」・「脳のなかの幽霊 ふたたび」を読んだ。従前の著作は、「見えるということはどういうことか」「記憶とは何か」「実際感覚(クオリア)とは何か」について当時分かっている結果をもとに、淡々と考えられうる事実を示すにとどまっていた。今回は、手法は同様であるが、神経学者の筆者が、脳の一部が損傷した事例等から、人間としての本来持つ何のどのような機能が損なわれるかという症例等から帰納的に考えられる結論として、脳から生まれる「意識とは何か」「自己とは何か」について、現状において考えられる結論を示している。

人類は、15万年ほど前に精神の大きな転換(相転移)があり、これによって文化的に作用する進化に踏み出せた歴史的事実があるが、その最大の要因はミラーニューロンによる模倣学習であると結論付けている。通常、「自己とは何か」「意識とは何か」を考える際のアプローチ方法として、哲学あるいは心理学の様な包括的アプローチと、神経科学の様な個別アプローチが考えられる。筆者は、このどちらのアプローチも検証不可か個別の解剖学的診断では全体機能の結論には辿りつかないとして、本書の第3のアプローチが最も正解に近いとしている。

取り上げた症例は、幻肢、共感覚、言語(障害)、自閉症など。詳細説明は省略するが、いずれもがミラーニューロンの本来の機能か、あるいはこのネットワーク(ニューロン間の結びつき)の新たな強化か、ミラーニューロンの本来の機能が損傷を受けたかによってほとんど全て説明しきっている。非常に説得力があり、納得される内容であることから、非常に良い本であることが分かる。必読の書である。



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Last updated  2014.12.14 13:44:25
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2014.12.12
カテゴリ:書評

著 者=ダナ・ボイド
訳 者=野中モモ
書 名=つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの
発行所=草思社
発行年=2014.10
評 価=★★★★☆

FACEBOOKやTWITTER等のSNS(ソーシャルネットワーク)が、若者の社会文化的現象として、情報獲得手段とコミュニケーションの生態系を作り変えたのではないかという仮説のもと、米国内の多数の10代の若者にインタビューをすることによって、なにが・どうのように・なぜ変わったのかをまとめた本である。洋書にありがちな、同じ様な内容をくどくど羅列するのは読みづらいが非常に興味ある内容であった。なお、各章毎にインタビューのテーマであるとともに、SNSの特性に応じた内容でインタビューも構成されている。具体的には、アイデンティティ・プライバシー・中毒・危険・いじめ・不平等・リテラシー・パブリックであるが、いかんせん米国の環境や状況にあるティーンのインタビューであり、日本の治安・安全面や人々のモラル道徳心を踏まえた上での日本の若者には、一部合致しない。それでも、SNSが若者文化に及ぼす影響は非常に大きいことが十分に予想され、米国の状況が10年遅れで日本にも発生することを踏まえれば、読む価値はまた大きくなるように思える。良書であった。



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Last updated  2014.12.14 13:03:53
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2014.12.03
カテゴリ:書評

編著者=藤田和男
書 名=トコトンやさしい 非在来型化石燃料の本 -今日からモノ知りシリーズ-
発行所=日刊工業新聞社
発行年=2013.12
評 価=★★★★☆

非在来型化石燃料とは、埋蔵されていることは分かっているが、通常の方法では採掘の採算が合わない化石燃料を言う。従って、在来型化石燃料の価格水準が高騰し相対的に採算が合うようになるか、技術開発等で採掘方法が劇的に改善され採掘コストが低下することによって、非在来型化石燃料は在来型化石燃料と時代の経過によって呼び名は変化する。本書で取り上げている非在来型化石燃料は、シェールガス、タイトオイル、重質油、オイルサンド、タールサンド、オイルシェール、コールベッドメタン(CBM)、水溶性天然ガス、メタンハイドレート等である。各種の非在来型化石燃料の個々の特徴や技術開発の動向など非常によくまとまっている良書である。



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Last updated  2014.12.14 12:38:32
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2014.11.21
カテゴリ:書評

監 修=柏木孝夫
企画・構成=日本能率協会コンサルティング
書 名=省エネ・新エネがつくる、超・少子高齢化のなかで人にやさしい スマートコミュニティ
発行所=時評社
発行年=2012.9
評 価=★★☆☆☆

東京工業大学特命教授であり、国の各種審議会・委員会で重要な地位を占め、コジェネが大好きな筆者の監修によるスマートコミュニティ論である。筆者のスマートコミュニティの定義は、「エネルギーマネジメントシステムを採り入れた地域やまち」である。ただ副題にもあるように、エネルギーとは一切関係のない、超・少子高齢化に対応する方策や対策(取り組み)も、スマートコミュニティを目指す取り組みであるらしい。

国の政策の内、総務省情報通信国際政策局情報通信政策課「ICTスマートタウン」、厚生労働省「高齢化対応都市」・「まちなか集積医療」、国土交通省「低炭素都市づくりガイドライン」(2010.8)・「超小型モビリティ/電気バス/充電施設の設置導入に向けたガイドライン」(2012.6)なども、スマートコミュニティ実現の政策であるらしい。

釜石市「電力の地産地消」、富山市「コンパクトシティ」、横浜市・北九州市の取組みもスマートコミュニティの代表例だそうだ。民間では、オリエンタル・コンサルタンツの南アルプス市でのPV設置の取組み、清水建設のマイクログリッド技術(2003-)・スマートBEMS(2012-)の取組み、東京ガスの熱融通管(千住テクノステーション-荒川区立特養ホーム間)、パシフィックコンサルタンツの早稲田大学横山隆一教授座長「スマートコミュニティプロジェクト研究会」(2011-)などが、民間での取組みの代表例だそうだ。

全てが万事、なにがしかの目的があって述べられているようで、ここに一切の公平性や合理性はないように思える。ましてや、純粋に技術論として述べられた事項は皆無である。書かれてあることは、ほとんど何も参考にならない。



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Last updated  2014.11.23 23:41:06
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2014.11.19
カテゴリ:書評

著 者=岡村久和
書 名=図解ビジネス情報源 最先端ビジネスがひと目でわかる スマートシティ
発行所=アスキー・メディアワークス
発行年=2011.10
評 価=★★★☆☆

日本IBM社のスマーターシティ推進部長の語るスマートシティ情報である。著者のスマートシティの定義は、「既存の社会の仕組み(インフラなど含む)にデジタルやIT技術が融合した仕組み」と、いかにもIT業界人が言いそうな不完全な定義である。各地でスマートシティのプロジェクトが始まっており、その分野については、著者によると「安全・安心」「環境・エネルギー」「交通」「ヘルスケア・医療」「行政サービス」「教育」だそうだ。その他にも、防災や景観、観光、産業立地など色々あるとは思うが触れられていない。

読めば読むほど、説明に理由や理屈なしの薄っぺらな論旨であり、怪しげな「スマート化」は、もしかするとIBMそのものが元凶ではないかと疑ってしまいそうになる。ただ、良い点も一部にはあり、さすが一流のインテグレータだけあってモデル化は秀でており、スマートシティ開発モデルは、1.グランドデザイン・2.コミュニティ設計・3.ファイナンス・4.EPC納入・5.保守運営管理のステップで定義されるとのこと。特に最初のデザインの際に、目的ありきでなく人々の暮らしをどう変えたいか・どのような問題を解決したいかを徹底的に議論することが大事との指摘は、傾聴に値する。


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Last updated  2014.11.23 23:13:23
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