お勧めの本ランキング
今年度上期(2008.3-2008.9)で読んだ50冊の本の中で、お勧め(読んだ時間がもったいなくない)本の個人的なランキングを発表します。その前に、私ねぼすけの読書の作法を紹介します。通勤の往復時と就寝前の短時間、それと出張時の電車の中やフィットネスクラブでの自転車こぎ中など細切れの時間を、2-3冊並行して読むのが読書のスタイルです。この本を読もうと思う際にはアマゾンか楽天で発注、新書はジュンク堂で古本はブックオフなどでぶらぶらと見て気に入った本があれば購入、あるいは図書館で借りる、この3通りがだいたい冊数にして1/3づつといった本を手に入れるスタイルです。興味があるジャンルは、自然科学系・人文社会系(特に経営・マーケティング分野)・今話題の本といった所。大部分ノンフィクションで、小説やハウツー本はあまり読みません。それでは、発表です。第1位 銃・病原菌・鉄(ジャレド・ダイヤモンド):なぜ西欧が、現代に覇権を握っているのかを、人類学・ 生物学・医学・地理他の知識を総動員して本格的に真正 面から解き明かした大作。圧倒的な説得力がある第2位 ウェブ進化論(梅田望夫):インターネット登場以来のウェブに関する様々な出来事 を切り口鋭く解説してた本である。情報量も豊富で、丁 寧に読者に提示している第3位 スタバではグランテを買え!(吉本佳生):基本的に日常生活におけるモノやサービスの価格がどの ように決まるのかを解説した経済学・会計学の本である が、非常に分かり易く・示唆も秀逸である第4位 フラット化する世界 トーマス・フリードマン:主にICTによって世界が国境のない状態に進みつつある ことを警告し、理数教育の充実と強化を示した大作で ある第5位 生物と無生物の間(福岡伸一):生物とは何なのか、自己複製遺伝子とそれを覆う殻(カプシド) にすぎない「ウィルス」は生物と言えるのかなど圧倒的に引き 込まれる内容の本である第6位 地頭力を鍛える(細谷功):地頭(じあたま)としての思考力は鍛えることができると説いて いる。ハウツー本にしては、嫌味や自慢・説教もなく好感を持 って読める希少な本である以上ランキングでした。でも50冊読んで6冊しかお勧めできないとはどうよ・・・