カテゴリ:車
---'07年5月まで乗っていた車---
![]() フォード E-150 エコノライン クラブワゴン いい車でした。素敵な車でした。 ま、その善さも所有者と一部の人間にしか伝わりませんでしたが。 この車は会社社長の受けが良くなかった。 その前のランクル60も、受けは良くなかったけど。 4~5年前に、会社がISO14001(環境ISO)を取得。何かと、環境環境と叫ばれるようになった。 そのせいも有って、社長が顔を見るたびに「お前のあの車・・・。」と言うようになった。 エコノラインの燃費は、約5km/L。車格の似たアルファードと同じようなもの。 しかし、アメ車と言うイメージだけで燃費が悪いと決められてしまう。 よく燃費を聞かれ「リッター5」と言うと「結構、走るんだね。」と返ってきたものだ。 当の社長も、その当時はベンツのでかいセダンを乗っていて、聞けば3.5km/Lと言うじゃないか!(総務より情報入手) 鼻で笑ってしまった。 その後に、また例のごとく社長が「お前のあのポンコツ車を何とかしろ!」「環境に良い車に替えろ!」などと仰られるので、 思わずオレも「社長のより燃費いいですよ~。」と返してしまった。 社長は黙ってしまったが、こちらの分が悪いのは明らか。何せ相手は“金持ち”だ。 数ヵ月後・・・。 社長が車を替えることになった。飽きもせずに、またベンツだった。 ただし、ちょっと小さめのセダンになっていた。 聞く所によると、ディーゼル車で燃費は14km/Lだそうだ。 ・・・。なに?燃費が14? まずい。これは、非常にまずい。 その後の社長の言動は、想像するに難しくなかった。 また、この一連のことを聞いた嫁さんが歓喜に沸いた。 それは、もう喜んだ喜んだ、大喜び。 エコノラインを購入したのが、'03年7月。 まだ、結婚前だった。その当時の彼女が、今の嫁さんだ。 「車を買うから見に行こう」と誘って、エコノラインを見に行った。 愛車は、昭和57年式のランドクルーザー60Vだった。そいつに乗って見に行ったのを、鮮明に覚えている。 60もいい車だった。素敵な車だった。 でも、時代の流れだった。ディーゼル規制などと、馬鹿げた政策だった。 エコノラインを見た彼女は、なかなかの反応だった。 ランクル60も気に入っていたがエコノラインも素敵に見えたはずだ。 趣味が私と似ているから。 「カッコいいねぇ~でも、こんなに大きな車大丈夫~?」と言っていたが、ランクルも結構大きかったので、 「大丈夫、大丈夫。ランクルも初めは大きくて怖かったけど、すぐに慣れたから。」と、私の言葉に、 将来、旦那になる私のワガママを聞き入れた。(自分で買うのだから文句の言われる筋合いは無いのだが) エコノラインも、車格のせいも有り初めのうちは怖々運転していたが、3ヶ月もすると見切りも良かったお陰で随分慣れて、不自由の無い生活を送れるようになった。 近くのスーパーに普通に買い物に行けるし、栄(名古屋一の繁華街)の地下駐車場に入れることも、苦では無かった。 高さが2.05mだったので、多くの立駐に入れることも出来た。(2.1m規制が多い) 事実3年間で、不注意によって後部バンパーと後部左屋根を一度ずつ軽く当てたが、その大きさによってボディを擦ることは無かった。 荷物もたくさん積み込めた。家具屋に買い物に行っても、持って帰れない物は無かった。 積んで帰っても、アパートに上がる階段の方がしんどかった。 と、まあ。 これだけ大きな車なので、嫁さんは運転する気すら起きないらしい。(当たり前か・・・。) 話は長くなったが、結婚した今、嫁さんの意見は大変な影響力を持っている。 かなりの破壊力である。 私の気持ちなんざ、一撃である。 そんな嫁さんが気にしていたのは、エコノラインの燃費とその大きさであった。 燃費・・・。「あの車にしては走る方だ!」と叫んでみても意味は無かった。 嫁さんにとっては、あの大きさの方が意味が無かった。 そんなわけで、7月に車検の切れる次期を最後に、お別れすることに決定と成りました。
最終更新日
2007.10.17 16:46:32
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