2008/04/22(火)10:23
バイク
先日、友人と会った。
大学の時のツレで、頻繁に連絡を取ることもないし、年に一度会うか会わないかの付き合いしかしていない。
でも、バイクツーリングチームを組んでいたお陰もあって、お互いに信頼関係は築けていると思っている。
5名だけの小さなチームであったが、逆にそれがよかった。
いつも一緒に居たし、良い事も少々の悪い事も体験した。
友人とバイクツーリングに出かけると、心を通わせることができるようになってくる。
高速を●●0km/hで走る。
生身の人間が、スピードと風圧に曝され、死を身近に感じる。
身振りで、次のパーキングに入る合図を送り、皆がパーキングに流れ込む。
エンジンの振動で痺れる手足。
旅の途中だがお互いの無事を確認し、笑みがこぼれる。
缶コーヒーとタバコで小休止。
「あのコーナーが~~」等と他愛もない話。
心が解れる。
「じゃ、そろそろ」と言い、ヘルメットを被り、サングラスを掛ける。
皆がエンジンキーを捻る。私が慣れた足つきで、キックペダルを踏みおろす。
シングル・ツイン・マルチと、それぞれの排気音が重なる。
一気に気合と緊張が高まる。
目的地を目指しアクセルを捻る。
そしてまた、死と隣り合わせの世界に駆け出してゆく。
もう、17~18年も前の事だ。
今は手放してしまった。
また乗れるといいなぁ。
SR
SRに乗りたいが為に免許を取ったようなものです。