テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学記・留学関連の話
2001年9月4日、私は4年半ぶりにフランスの大地を踏みました。
新調したばかりの大きなスーツケースを腕に、 期待と不安を胸に抱えて。 (なんだか陳腐な言い回しだけど、 まさにその通りだったのです・・・。) フランスに留学する事に決めたのは、 幼い頃住んでいたフランスという国をもっと知りたかったから。 というのも、7歳で帰国してから感じたあの違和感は フランスという国が 日本とはずいぶん異なっている事によるのだろうと、 ずっと考えていました。 祖国日本とは大違いなのに 幼少時の自分がすんなりと受け入れていた国、そして 自分を受け入れてくれていた国、フランス。 年齢を重ねるにつれ日本に慣れ 東京での生活にもすっかり馴染んでいた私ですが、 フランスにもう一度住む事は 自分のルーツを探す事でもありました。 そして、留学にはもう1つの目的がありました。 それはずっと中途半端だったフランス語を極めること。 フランスの小学校に1年少々通った私は 日本に帰ってきて以来ずっと周りから 「フランス語ができる」 と思われていたのですが・・・ 小学校一年生のフランス語能力しかつけないままの帰国だったので、 実際はお粗末なものでした。 帰国してからも家庭教師をつけてもらったり、 大学でフランス語を真剣に勉強してみたものの・・・ まだまだなのは分かっていました。 (実際、留学前は仏検準一級しか持っていませんでした。 頑張っただけの成果は出ているものの、 まだまだ相当の頑張る余地がある事が伺えます。) 大学時代もOL時代も日仏学院に通ったりしていましたが、 真の実力をつけるには フランスに行って仏語漬けの生活をするのが一番だと思いました。 こんな私ですから、フランスの大学に行ったとしても 学位が取れるか分かったものではありません。 私は保守的な性格なのでとても迷いましたが母に応援され、 後押しされ、説得(?)され、決めました。 留学の為にフランスでの生活を再スタートさせた時に買ったのが、 クオ・バディスの「Universitaire(大学生用)」という手帳です。 写真だと見えにくいと思いますが 時間軸があらかじめ印刷されているのが便利で 学生ではなくなった今でも同じものを毎年買っています。 (というか、本当は全く同じ作りの 「Affaire《だったかな?もしそうなら「ビジネス」という意味です。》」 という手帳に切り替えてもいいのですが、 「Universitaire」は毎年8月から始まっていて、 「Affaire」は毎年12月から始まっているので、 タイミングの問題でいつまでも乗り換えられないのです・・・。 ちなみにこんな派手なデザインのものを買ったのは去年だけで、 普段は真っ黒なカバーのものにしています。) これももう7冊目。 1年か2年のつもりで始めた留学生活がまず5年に長引き、 更にフランス人と結婚する事によって この地に半永住する事になるとは思ってもいませんでしたが、 気付けばこの前の9月4日で 私のフランス生活も満6年を迎えたのでした。 7年目に突入です! 幼い頃フランスに住んでいたのは3年弱だと思うのですが、 それを大ざっぱに括って「3年」という事にしてしまうと 計9年住んでいる事になり、10年目に突入したという計算に。 こういう事になったのは もちろんフランス人の彼(現・夫)と結婚したいと思ったからなのですが、 彼に出会う前、そして出会ってからも、 勉強自体が何とかうまく行っていたから、というのもあります。 これからしばらく、 留学が自分なりに成功した理由を振り返ってみたいと思います。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.18 03:42:17
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