テーマ:最近観た映画。(40124)
カテゴリ:お気に入り映画館
(写真は日本文化会館の入り口。建物はガラス張りでおしゃれです♪) 以前日記にも書きましたが今、パリ日本文化会館では数々の日活作品が上映されています。 これがまたすごい事に、「日活の作品」というくくりで「丹下左膳 百万両の壷」(山中貞雄、1935)や「風の又三郎」(島耕二、1941)といったファミリーで観られるものと、「団地妻・昼下がりの情事」(西村昭吾郎、1971)などのロマンポルノ路線の作品(16禁だったり18禁だったり・・)が混じっています。 「日活ってここまでジャンルの違う作品を作っていたのね」 という事が激しく体感できるプログラミングは意義深いとは思うのですが、ここまでカラーの違う作品が並んでいるのは不思議な感じ。 今回の映画祭では個人的に観たいものがあまり無かったので、私は3作品しか観ていません。 鑑賞したのは・・・ まず試しに「天使のはらわた 赤い眩暈」(石井隆、1988)。 低予算で頑張って作ったというファイトは伝わってきましたが、個人的にどうも・・・・観ていてイライラしてしまいました。 竹中直人の頑張りは怖い・・・。 それからガラッとカラーを変えて、上記の「丹下左膳 百万両の壷」。 無声映画があまり好きではないのと、その日あまりにも疲れていたのとで実は何度かあくびをしてしまったのですが、映画のクオリティーにも、上映されたフィルムの質にも驚かされました。 そして最後は「黒薔薇昇天」(神代辰巳、1975)。 ポルノ映画(ブルーフィルムって呼ぶの?)を製作する男を軸に据えた、ちょっと笑える映画。 去年なぜかパリの映画館数館で公開され、なかなかヒットしたらしい「花芯の刺青 熟れた壷」(小沼勝、1976年)と同じく、谷ナオミ主演です。 今年に入ってからまず小津安二郎作品、次に鈴木清順作品、そしてこの「日活」作品、と意欲的に映画を上映してくれたパリ日本文化会館ですが、なんと次の映画特集は来年の6月なんだそう! (いわゆる「映画」とは違う、ドキュメンタリー作品はこれからもちょくちょく上映されるみたいですが。) 6月って、随分先だなぁ・・・。 この特集、今週の土曜で終了です。 「日本文化会館で映画を観てみたいなぁ」 という方はぜひ急いで! プログラムはこちらでチェックです。 http://www.mcjp.asso.fr/cadrgen.html 上記の通り多彩すぎるラインナップなので、映画ジャンルを確認してからお出かけください♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.25 03:02:29
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