テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学記・留学関連の話
留学時代1年目の思い出の続きです。 フランス語での資料を探している間に、日本の母から本が4冊届きました。 論文計画書を書くにあたり少しでもヒントになればと思い、字幕関連の本などを適当にみつくろって送ってもらったのです。 (この時、和書まで自分で探す時間は全くもってありませんでした。 ちなみに母は吹き替えに関連のある本は見つけられなかったみたい。) そのうち1冊は雑誌だったのでパスし、残り3冊を2日かけて読破しました。 (あぁ、日本語で読むのってなんて楽なんでしょう・・・。) その中にあった「字幕仕掛人一代記 -神島きみ自伝ー」という本は戦後からずっと字幕製作をしている「テトラ」という会社の社長さんが書いた珍しいもので、そのガテン系のお仕事ぶりに驚きながらも興味深く読めました。 (アマゾンの紹介はこちらです。) そしてとりあえず何でもかんでも論文計画書に取り入れたかった私は、 「フランスにおける日本映画の字幕と吹き替えをメインに据えながらも、日本におけるフランス映画の字幕・吹き替えについても触れたい」 という一文を加えようだとか、この3冊の本のタイトルを「参考文献欄」に載せようだとか、決心しました。 後になって考えると結局、私は論文内で日本におけるフランス映画についてはほとんど言及しなかったのでこれらの日本から届いた本はあまり役立なかったのですが・・・読んでいて面白かったし元気が出たので良かったです。 さて、自分に可能な範囲内でできる限りの資料集めをした後、ようやく「論文計画書」を執筆するタイミングになりました。 ここでとまどったのが、友人Aが 「論文計画書というものは、A4の紙1枚に収まっていないといけない」 と言うのに対し、友人Bは 「そんな事ない。数枚書く方が普通だと思う」 と言っていた事です。 迷ったけれど、自信のなさを隠そうとして無理矢理様々な要素を寄せ集めてきた私の場合、計画書を1枚にまとめるのは難しいし、友人Bは前年度にフランスの大学で指導教授を見つけたという実績のある人だったので、私も彼女と同じく3枚程度の計画書を書く事にしました。 そういえば彼女 「恥ずかしいから門外不出にしてね。 でも、もし参考になれば・・・」 と言って、自分が前年に書いた計画書をメールで送ってくれたのよね・・・。 ・・・本当にありがとう・・・。 計画書の執筆はまさに「無から有を生む」感じで楽ではなかったので、終えた時にはひとまずホッとしました。 (ちなみに論文計画書をA4の用紙1枚にまとめた友人Aも、その年無事に指導教授を見つけていました。 枚数に関しては、どちらでも良かったのですね。) 上の写真は、いいお天気が嬉しくてパリ16区ポルト・ド・サン・クルー(Porte de St-Cloud)で何となく撮影しました。 まだ影は長いけど、ここ数日のパリの日中は明るい日差しに恵まれています。 投票(をクリック)していただけると嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.09 08:32:11
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